やすらい祭 京都の三大奇祭の一つ 今宮神社 【京都市北区】 20250413

 

やすらい祭

今年は雨のため、巡行はなく拝殿で踊りを行った。

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踊っているのは中高生の大鬼と

小学三年生までの子鬼

 

雨が降っているので、

祭の人の待合所から

子鬼は抱かれて拝殿へ

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大鬼は傘をさしてもらって拝殿へ。
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普通ならこの装束の人が街中を巡行する。

やすらい祭動画

 

やすらい祭とは

やすらい祭りは毎年4月第二日曜日に行われる。

行こうと行こうと思いつつ、

気がつけば、

4月の第二日曜日がすぎていた。

 

やすらい祭りは

夜須礼(やすらい)」「鎮花祭」「やすらい花」ともいう。1987年(昭和62年)に、4団体そろって国の重要無形民俗文化財に指定されており(指定名称「やすらい花」)、地域に根差した民俗行事として、鞍馬寺の鞍馬の火祭広隆寺の太秦の牛祭とともに京都の三大奇祭の一つに数えられている。(ウィキペディア「やすらい祭り」より)

こんな言い伝えがあるようだ。

*「祭の日が晴れれば、その年の京都の祭事はすべて晴れ、雨ならばすべて雨が降る」

・「桜や椿などで飾られた花傘に入ると、一年間健やかに過ごせる」
・「初めてこの祭りを迎える赤ん坊は、花傘に入ると、一生健やかに過ごせる」

下の写真は自のの当日の傘。

桜の木の下で観ていたので

桜の花びらがついていた。

これって、上の二番目に当たる?

桜の花に飾られた花傘とは言えない?

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その後の日も大雨の中使った。

 この桜の花びら、まだ傘についたまま。

雨の今宮神社

今年はちゃんと「やすらい祭り」の予定を覚えていた。

4月13日(日)

4月第二日曜日に行った。

しかし、天気は雨。

上の言い伝え通りだとすれば、

今年の祇園祭祭りなどの祭事は雨になるのだろうか。

 

週間天気予報を見ると、

西京区の松尾大社の松尾祭が行われる日の

4月20日(日)は雨模様

 

お寺の人の話でも、やすらい祭りの日に雨が降るのは珍しいとのことだった。

そして、桜が残っているのもだ。

 

境内には葉桜になりかけの桜があった。

雨なので、写真で見ると、色はあまりはっきりせず、

大した事なさそうだが、

ピンクと若い葉の緑の組み合わせがきれいだった。

おまけに、雨でしっとりとしていた。

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雨で巡行は中止

やすらい祭りの巡行は見たかった。

しかし、雨のため巡行は中止となった。

街中での風景を見てみたかった。

残念だ。

代わりに今宮神社の拝殿で踊りをする。

今宮神社 拝殿

拝殿に飾られた傘、

本当ならこの傘が街中を巡行するのだろう。

傘の上にある植物は、今宮神社内にあった植物だそうだ。

ヤナギ、桜、アオキ、ヤマブキなど。他にもあったが、忘れてしまった。

この後行ったお茶席で教えてもらった。

 

開始は14時から、

14時が近くなるにつけて、

拝殿の周りには人が集まってきた。

拝殿の周りに石畳あたりは拝殿の屋根で

雨が当たらずいいかなと思っていると。

 

しかし、

開始時刻近くになったとき、

拝殿周りの石畳の外に出て欲しいと言われた。

拝殿まわりの石畳の外の雨が降る中に出された。

まぁ拝殿にかぶりつきで見るのは

少し危ないかもしれない。

仕方ない。

 

祭の人達は、社務所横の建物で待機していた。

踊りが始まる時間が近くになると、

この建物の中で、リハーサルのようなものをしているようだった。

笛や太鼓や囃子聞こえてきていた。

 

祭の前後

お祓い紙人形

今宮神社に着いて。

やすらい祭にまつわる何かないか

社務所で売られているお守りなどを物色。

すると、祭の人の待機所と社務所の間に、

紅い人型の紙人形を売っていた。

これに、住所氏名年齢を書いて持っていくと、

お祓いをしてくれるそうだ。

300円

上の紙人形の

「蘇民将来子孫也」と書かれた小さな赤い札を持っているとお守りになる。

住所氏名を書くと別室に案内され、

そこで巫女さんからお祓いを受けた。

なかなか価値あるもだとおもった。

 

このお祓い紙人形売り場の後ろでは、

小学生がいっぱいいた。

お祭りの時に笛を吹いていた。

小学三年生から中学生になるまでは、囃子方をするようだ。

 小学3年生までは「子鬼」、もう少し上の学年になると「囃子方」を担当する。中学、高校生になると「大鬼」になって、鉦や太鼓をたたきながら踊る。保存会では、こうした子供たちの先輩が,踊りや囃子の手ほどきを行い、代々伝承している。(ウィキペディア「やすらい祭」より)

 

今宮神社と言えば炙り餅

今日は食べなかった。

あぶり餅の店はキャッシュオンリーだった。

雨でしっとり濡れた感じで、いい感じ。

 

青紅葉

青紅葉もきれいだった。

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やすらい祭茶会

祭の人が待機する建物のさらに横の奥まったところで

やすらい祭茶会も行われていた。

本席1,500円

立札席500円

せっかくだから、立札席に入った。

おそらく、

一般人がこの茶会が行われている建物に

入ることができるのは

一年に一度、この日だけだろう。

 

立札席に案内された。

席が5席と長テーブルがあった。

すでに女性が一人待っていた。

自分が席にすわると始まった。

まず茶菓子、そしてお茶。

茶菓子が落雁ともうひとつ。

説明を聞いたが忘れてしまった。

静かでちょっと本当の茶席のような雰囲気があった。

目の前でお茶をたてくれた。

 

座った席からは、モミジの葉が見えた。

奥にも桜があるようだが、よく見えなかった。

 

出しなに庭の写真を撮らせてもらった。

茶席の人は

「あまり手入れができていなので・・」とおっしゃっていた。

 

この庭の向こうが先ほど御茶を頂いたところ。

ちょっと建物の屋根が見える。

傘がいい感じで置かれていた。

光念寺・やすらい祭出発点

やすらい祭は通常なら11時ごろ光念寺を出て、地域を練り歩きます。

そして、今宮神社で二時頃に神事が斎行されるようだ。

今宮神社のホームページでは「上野やすらい会」とあった。

 

光念寺は

光念寺

たぶんこの寺だと思う。

今年は、この寺から出る「上野やすらい」はな中止だった。

いつもはどんな感じなのだろうか?

「上野やすらい」が中止になった告示でもあるかと見に行った。

何もなかった。

静かなお寺だった。

光念寺

お参りして、境内を見渡した。

紅白の花をつけた木があった。

なんという花だろう。

Googleに聞いてみた。

答えは「ウメ」とあった。

紅白の花をつける木は、梅と桃と思っていたが、

桜も散り始める4月中頃に梅がさいているのだろうか?

川上やすらい

しらべると、もう一つ同じ日に、

「川上やすらい」があるようだ。

この一行も、川上大神宮社(北区西加茂南川上町)で11時に祭典が行われ、

11時半出発のあと、1時半ごろ今宮神社に到着して、

「上野やすらい」と一緒に「やすらい踊り」を踊るようだ。

「川上やすらい」は今年は雨で中止だった。

 

光念寺は今宮神社から歩いてすぐのところにある。

川上大神神社は、今宮神社まで徒歩で30分以上かかる。

少し遠い。

 

今宮神社の拝殿に飾られていた傘は

ひとつが「上野やすらい」

もうひとつが「川上やすらい」

だろうか?

上野は京都七野のひとつ

「上野やすらい」と何故言うのか。

この辺りは京都七野のおそらく「上野」あたり。

今宮神社より北が「上野」だっただろうといわれている。

地名にも「上野」がついている。

光念寺の寺名の石碑の後ろにあった消火器には

大きく白い文字で「上野北町」と書かれていた。

道路の名前にも「上野」がついている。

 

photo.talk-turkey.com

 

 

地図

京都市バス46系統 「今宮神社前」下車すぐ。