天ヶ瀬ダム
白虹橋(はっこうばし)より天ヶ瀬ダム
ダムは放流していなかった。
行った日のちょっと前に滋賀県で大雨があったそうで、ダムはずっと放流しいたそうだ。
それが数日前に終わったとのこと。
ダムの放流のスケジュールは?
必要な時に必要な量だけ放流するようだ。
ダムが放流すると宇治川は増水、下流は気をつけていないと危ない。
この日のように、宇治川川べりを歩くことはできないかもしれない。
天ヶ瀬ダムが放流していることを知らせる案内板が下流にあったように思う。
京阪宇治駅前にあったこちらかも。
天ヶ瀬ダムは。
国土交通省近畿地方整備局が管理する国土交通省直轄ダムで、西日本屈指の大河川・淀川本流に建設された唯一のダム。高さ73.0メートルのアーチ式コンクリートダムで、国内最大級のトンネル放水路を備えている。淀川での高い治水能力と宇治市への上水道供給、総出力59万8,000キロワットにも及ぶ水力発電を目的とした特定多目的ダムである。
ダムによって形成された人造湖は鳳凰湖(ほうおうこ)と命名され、平等院鳳凰堂などと共に、琵琶湖国定公園エリアでもある宇治地域の主要な観光地となっている。(ウィキペディア「天ヶ瀬ダム」より)
天ケ瀬ダムの標高
ダムの説明で、天ヶ瀬ダムの高さを通天閣や大阪城などと比較した図があった。
なかなか興味深かった。
これから目指す天ヶ瀬ダムの標高は、
大阪城、通天閣より低い。
天ヶ瀬ダムの上は標高78.5m(国土地理院の地図だと72mほどだった)
通天閣のテッペンの標高100m超え。
大阪城のテッペンの標高80m超え。
琵琶湖の湖面は平均85.614m
大阪平野はおおよそ標高10mぐらい。
ダムの下の白虹橋のあたりは、約28m。(国土地理院の地図)
普段大阪から京都や大津へ行くのに、高低差を気にしたことはない。感じたこともない。
こんなに高低差があるとは、この図に見入ってしまった。
70kmほどで70mほどの上昇。
1‰ていどの勾配だから、あまりわからない。
天ケ瀬発電所
ダムの下に「天ヶ瀬発電所」がある。
水が流れ出ているのは、ダム手前から
橋の横からまだ少しダム側に歩くことができた。
突き当りは「天ケ瀬発電所」だった。
水の流れは、この発電所下から出ていた。
この建物はなんだろう。
対岸にレンガ造り風の苔むした感じの建物がある。
建物の下にも放水口のようなものがある。
地図で調べると水理実験所 ニュージェックという会社だった。
大阪府大阪市北区本庄東に本社を置く関西を基盤とする総合建設コンサルタント会社。親会社は関西電力。(ウィキペディア「株式会社ニュージェック」より)
関西電力の子会社だった。当然か。関西電力関係の施設にあるのだから。
天ケ瀬ダムへ向けて
天ケ瀬発電所前から白虹橋の方向
橋のところまで戻り、もう一つの道を上がった。
下の写真の右の坂道を上がった。
道は綴れ折れになっていた。一回曲がりそして二回目の周り角
こうしてタンタンと坂を上がった。
進むにつれダムの見える様子も変わってきた。
見下ろせば
ダム施設が見えてきた。
このときは息が切れきれになっていた。
坂を上ると、息がとてもキレる。
大きな「はぁーはぁー」と息をしながら上がる。
周りに人がいたら恥ずかしいくらい。
天ケ瀬ダム見学入り口
ダム見学の入り口に到着。
横には、宇治川ラインが通っていて、駐車場もあった。
車で来ると楽だろうな。