京都通りの唄 南北通り
京都通りの唄 南北の通りの唄
「寺御幸麩屋富柳堺高間東車屋町烏両室衣新釜座西小油醒ケ井で堀川の水葭屋猪黒大宮へ松日暮に智恵光院浄福千本果は西陣」
「てら・ごこ・ふや・とみ・やなぎ・さかい・たか・あい・ひがし・くるまやちょう・からす・りょうがい・むろ・ころも・しんまち・かまんざ・にし・おがわ・あぶら・さめがいで・ほりかわのみず・よしや・いの・くろ・おおみや・まつ・ひぐらしに・ちえこういん・じょうふく・せんぼん・はてはにしじん」
下のYouTubeの動画で、京都の通りの歌を覚えました。初音ミクがネギ持って、京都の町(地図上)を走るのは面白かった。
上立売通り
上立売通りは寺町通りから始まり、相国寺境内を貫いて烏丸通りにでる。
相国寺を後にして、上立売通りを西に向かって歩いた。
東西の道なので、南北に通る通りと交差している。
烏丸通りの交差点に「上立売通り」の標識があった。
烏丸通りの信号を渡り、上立売通りを西に向かって歩いた。
同志社大学の横を通り。大学のあたりは義満の花御殿だったのだろう。
突き当たりは室町通りとの交差点。
京町家を改造したお店も数点見かけた。
↑室町通りとの交差点を過ぎさらに進み次は、新町通りとの交差点。そこから、道が広くなる。通りの南には、同志社大学新町キャンパスがある。
キャンパス左手に見ながら歩くと、道路の先に鎮守の森のような木が見えたてきた。
西陣
そこには、ごく普通の公園があった。小川公園。小川通りが公園西を通るから小川公園。小川通りは上立売通りで突きあたり、筋を少し東に移して、北に進んでいく。
この公園の中に、応仁の乱の東陣跡がある。
東陣の目と鼻の先に東軍も細川邸があったそうだ。目と鼻の先に西軍の将山名宗全わからないが、西軍の将の名前の山名氏の家がある。
応仁の乱の関ヶ原のように東西別れて陣を構えたのは違うように思う。平安京(京都市内)での内乱のようなものだったのではないかと思う。その戦火はそれぞれの大名の領国にまでひろがったようだ。
室町時代の応仁元年(1467年)に発生し、文明9年(1477年)までの約11年間にわたって継続した内乱。 足利将軍家の権威・権力が失墜したことにより起きた、室町幕府内の長きにわたる政治抗争の結末。細川氏率いる東軍と山名氏率いる西軍が、幕府の主導権をめぐって争った。(ウィキペディア「応仁の乱」より)
応仁の乱は身内戦でもあった。
8代将軍・足利義政、9代将軍・足利義尚対10代将軍・足利義視氏
山名氏対山名氏
畠山氏対畠山氏
斯波氏対斯波氏
伊勢氏対伊勢氏
同じ名前が戦った。
発端は、畠山氏と斯波氏の家督争いが原因。上御霊神社の前に、応仁の乱発端の地の石碑がある。
↑2018年11月11日撮影
西陣は?
西軍が陣を構えたところとされる西陣はどこか?
特に決まっては無いようで、行政区もない、時代時代により変わる。
ただ、小学校の名前で残っていたりする。
ウィキペディアで調べると
京都市による西陣学区の案内では「歴史的な西陣の概念は、ほぼ南北は中立売通から鞍馬口通まで、東西は室町通から千本通まで、一辺が約1kmのほぼ正方形の範囲」としている。(ウィキペディア「西陣」より)
ちょうど、東陣の跡がある小川公園より西陣にあるということになる。応仁の乱は、お隣さん同士で戦争していようなもので、それぞれの陣が入り乱れていたのではないか?
最初に紹介した京都の通り 南北の通りの唄では、西陣は千本通りより西となっていた。
西陣の街並み
油小路通りとの交差点で少し南に折れて。
この先は、堀川通り
堀川通り
元西陣小学校前から堀川通りの方面。
猪熊通りとの交差点の北西角に「元西陣小学校がある。
小学校は京都にとっては、重要な場所だった。
今は、他市町村同じ、小学校だが、明治初期小学校、行政的な役割も持っていた。
地域重要な拠点だった。京都の人は小学校を大切にしているように思える。
小学校の建物も立派なところがあったり、今でも名前が残っている所が多い。
木屋町にある立誠小学校は、建物を利用してホテルのようになっている。
元西陣小学校前を進むと大宮通りで突き当たる。その角には公園がある。
下の写真、右から来た上立売通りは、下の写真の大宮通りで突き当たり、大宮通りと少し一緒に北に上がり、最初の角で左へ曲がって続く。
この時は、なぜか?写真の方向で上立売通りを歩かず、上の写真の方向とは反対に、大宮通りえお下った。
ひとつか二つ目の角曲がった。
それが五辻通り。
↓五辻通りに曲がったあたりに向いて撮った。
京都を歩くのは面白い。
観光名所もたくさんある。観光名所を巡るより、フラット京都の街中を歩く方が面白い。
京都に住んでいる人にとっては普通の景色かもしれないが、外のものからすると、色々と発見があったりして面白い。
京都の通りの唄南北の通りを串刺しに歩くのも面白いかもしれない。