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7月は祭りが多い。
関西では、祇園祭、天神祭が有名だ。
どちらも行くと、蒸し蒸しした中、すごい人混みで大変だ。嫌になる。しかし、これが祭りの体感だろう。祭りは風景もいいが音が気持ちを昂らせる。
祭にもいろいろある。
祇園祭りの静かなカネと鈴の音祭。
天神祭の体に響くリズムカルなカネの音と太鼓の音の祭。
実際に行ってみると、どちらもいいなと思う。
それを伝えようと、スマホで映像を撮ルガ、映像ではなんとなく感じはわかるが、残念ながら、音の臨場感は録れない。
祭りの迫力は音の存在は欠かせないので、残念だ。
まだ祇園祭りや天神祭のようにある種独特なリズムがあると、行ったことがある人には、伝わるのかもしれない。
祭りの臨場感は、デジタルでは伝わりにくい。
祭りの蒸し蒸した暑さも伝わらない。
先日、たまたま行くことができたお祭りは、太鼓の音が境内に響き渡り、枕太鼓の山車が境内を勢いよく右に左に動いていた。威勢の良い祭りだった。太鼓の音は、体に響く。あの「ドンドン」と単調だが、迫力がある。祭り音は好きだ。
御霊神社
普段は静かな神社。
大阪の目抜き通りの御堂筋沿にあるレトロな外観の大阪ガスビルのすぐ近くにある。
この神社は、船場、愛日、中之島、土佐堀、江戸堀、京町堀、靭(うつぼ)、阿波座、薩摩堀、立売堀(いたちぼり)、長堀の西部、南堀江の西部と御堂筋より海側(西側)広い地域の産土神(うぶすながみ)。
↓左のビルが大阪ガスビル、道路の右に見えるのが屋台。赤信号の手前が御堂筋。
夏や秋の祭りのころには、この神社の枕太鼓の音がオフィス街そして住宅街に響き渡る。遠くから太鼓の音が聞こえてくる。
遠くから聞こえる「ドンドン」という太鼓の音はいいものだ。時として、子供の元気な「ワッショイ」と言う高い声も混じっていることもある。
家の近くでもちょっと前までは、秋になると遠くから太鼓の音が聴こえてきた。
娘たちが、その祭に参加したことがある。下の娘が小さい頃。小さい子は、太鼓の山車を曳く役割が多い。その写真を見ると、山車を曳くというより引っ張られいる感じだった。上は、太鼓を叩いたいたと思う。
子供の頃、兄が太鼓を叩いて、自分は曳く方だった。子供頃の近所の祭の記憶はそれだけだが、祭りに参加したことは記憶に残った。都会であれ、どこであれ、祭りがあるのはいいなと思う。
御霊神社の近くに住む氏子さんは、今のような世知辛い時代に、このような昔から引き継がれている地域に根付いた神事に参加できていいなと思う。外ものにはわからないわからない大変ことも多いかもしれない。祭りを行うには、地域の繋がりがしっかりしていないとできない。それが、人間関係を育み。人と人との付き合いを子供たちに祭りを通して伝えることができるように思う。
難しいことは抜きにして、太鼓の音が街のどこからか聴こえてくるのは、どこに住んでいても、いいものだと思う。
太鼓を叩いているのは、中学生っぽい男の子たち。一生懸命太鼓を叩いている。
下の映像の最期のシーン。編集でカットしたかもそれないが、「もういいよ」と言われたように思えた。「もう少しや!」と、昼からずっと太鼓を叩いて疲れていただろうが、続けて叩いたように見えた。祭りはこうでなくは。
夏祭宵宮祭(2019) 御霊神社(大阪市中央区・淀屋橋) 20190716
追加。
祇園祭。今年も、海の日の宵々山の日に行った。
鉾や山は立っていたが、まだまだ、音はなかった。スピーカーから流れる祭囃子は聞こえるところもあったが。
祇園祭り 宵々山 四条新町・四条烏丸・四条河原町 2019年07月15日(祝)
2年前は、山鉾巡行に行くことができた。
そして、大阪の祭り。7月25日が本宮(ほんみや)。船渡御や花火などがあり、祭りが最高潮になる。祇園祭りの山鉾巡行に行ったことはあるが、未だに、この船渡御の日は行ったことがない。
2年前、宵宮に行った。映像より音を録ってみた。