北野天満宮に立ち寄る予定はなかったが。
広い通りに出ると、そこは今出川通り。
見覚えがある景色だった。
北野天満宮の近くだった。
北野天満宮
北野天満宮は人気がある。
相変わらず人でいっぱい。
お参りするにも、列に並んだ。受験シーズンだからかやはり多い。
北野天満宮は、洛陽天満宮二十五社巡拝の九番目の天満宮。
ここが一番有名だから、ここが一番でもいいかと思うが。
それ以外の天満宮は、菅原道真公ゆかりの天満宮であったり、当時の権力者が勧請したものであったりする。ゆかりの天満宮の中には、生誕地とされるところがあったり、生前のゆかりの地であったり、亡くなったあとのものであったりする。北野天満宮は、菅原道真公がなくなってからの天満宮。
天満宮という名前も後付けだと思う。
撫で牛
天満宮といえば「撫で牛」。
参道には牛が両側にあった。なぜか右の牛は人気がなかった。左の牛は人だかり。
なぜかは気にしなかった。
境内にも
春の足音
参道から見える梅苑の梅は少し咲き始めている感じがあった。
盆梅展が開催されていた。
盆梅展は、梅苑の敷地内の建物で行われるようだ。
入口のところから、梅苑が見えた。参道から見える梅苑の梅も咲き始めていた。
梅苑の公開は
2月1日(木)から3月末まで
2月23日(金)から3月末までは、ライトアップするようだ。
歩いて北野天満宮が近くなると、梅苑のポスターを見かけた。
楼門をくぐると、何か雰囲気が違った。
冬枯れの木ではなく、木に色が付き始めていた。
楼門を入ってすぐにある牛の上の木も色づき始めていた。
宝物殿の前あたりの梅、近寄ってみると。
梅の木。
本殿の前に入る「三光門」の前の梅の木も花をつけ始めていた。
絵馬堂前や
その他、境内にある梅の木が、花をつけ始めていた。
老松社前
梅の花が咲き始め。いよいよ春の足音が聞こえ始めた。
この日歩いた行程の景色は、冬の景色だったが、ここにきて、春近しと思わせてくれた。
花むすぶ
春らしいイベントとして、境内の各所で「生け花」が展示されていた。
「花むすぶ」。池坊の方々の生け花が展示されていた。
写真には収めなかったが、とても綺麗な生け花がたくさんあった。
残念ながら27日28日の二日だけの開催だった。
下の写真は本殿前西回廊。
茶室梅交軒
紅梅殿でも
文子天満宮(あやこてんまんぐう)
文子天満宮にもお参りした。この天満宮は境内の北の端の北門の近くにあった。
文子天満宮は、五条にあり、そこからここに移ってきたかと思ったのだが。
北野天満宮に来るまでに、文子天満宮旧跡(あやこてんまんぐうきゅうし)があった。
文子天満宮は、北野天満宮の前身ともいわれている。
調べると、京都情報館に以下のようなことが書かれていた。
文子天満宮は菅原道真(845~903)の乳母多治比文子(生没年未詳)を祀る天満宮である。この界隈は,北野天満宮に仕える神人が多く住んでいたところで,彼らがこの天満宮を守っていた。明治6(1873)年北野天満宮境内に遷宮した。この石標は文子天満宮旧跡を示すものである。なお,文子が西京七条二坊の自邸付近に道真を祀るために建てた祠が北野天満宮の前身である。
七条の文子天満宮が北野天満宮の前身としたら、ここの文子天満宮との関係はと思ってしまった。
地図・アクセス
住所:京都市上京区馬喰町 北野天満宮
公共交通機関を利用する場合は、北野天満宮へは、京都市バスが便利だ。
バス停から近い。
北野天満宮のページからバスの系統でまとめてみた。
降りるバス停は「北野天満宮」
市バス50系統 JR京都駅
市バス55系統 JR二条駅(地下鉄二条駅)・阪急大宮駅
市バス203系統 JR円町駅・阪急西院駅・京阪出町柳駅
市バス10系統 京阪三条駅
自分は歩いて行った。
帰りは、おそらく203系統で阪急西院駅まで出た。このバス途中からすっごく混んだ。途中の停留所から乗れないくらいだった。