煙が立ちこめる街
清水寺を出て茶わん坂を通り京都河原町駅に向かった。
この辺りは歩き慣れたところ、気の向くままに歩いた。
そして八坂通りを降っていると、子供達が何人かざわざわと集まっていた。
徐々に煙が道に満ちてきた。
どうした?
清水寺から街中で煙が立っているところが見えたのを思い出した。
煙が立っているわりには静かだった。
禅居庵・採燈大護摩供
この煙はどこからか?
建仁寺の勅使門の前を通り過ぎた。
摩利支尊天堂の禅居庵から煙が出ているようだ。
境内の煙でうっすら曇った感じだった。
この日10月20日は
ご開帳大般若祈祷法要、 採燈大護摩供が行われてた。
煙は護摩供養の煙だった。
禅居庵
四条通りの少し南にある建仁寺の大きな敷地の南西角にある。
何度も通ったことがある。
禅居庵は前を通るだけで、お参りしたことはなかった。
本尊は聖観音菩薩。秘仏の摩利支天を祀る寺として知られている。
色とりどりの 摩利支天の旗が立っていた。
イノシシがいっぱい
境内に入って、気になった。
イノシシの石像がいっぱいだった。
本堂の前に
イノシシの石像の下には、小さなイノシシがずらっと並んでいた。
岡崎神社で同じように小さなウサギのたくさん並んでいたのを思い出した。
おみくじが入っていたイノシシだろう。
手水にも
門の前にも
なぜイノシシ。
イノシシといえば京都御苑の西にある護王神社が狛犬の代わりにイノシシ、手水舎もイノシシだった。
寺の人に聞いてみた。
摩利支天はイノシシに乗っている像があったりするようで、イノシシが使いとされているようだ。
お参り仕方。
お参りする時、鳴らす鐘があった。
一瞬どう参っていいのか迷った。
お寺なら手を合わせる。
神社なら二礼二拍一礼。
いつもなら気にせず寺と神社で分けている。
お賽銭を入れて、鐘があるので一瞬迷い振り向いたお寺の人がいて、どう参るか?聞いた。
摩利支天はインドの神様なので・・と言われた。
神道のお参りをした。
時々わからなくなる。
近くには京都ゑびす神社がある。
10月19日・20日には『二十日ゑびす大祭』(ゑびす講)が行われる。
地図