忘れもの?
松尾大社へは何度か行った。
お祭りの時以外だと、お参りして帰えろうとすると、何か物足りない、何か忘れているような感じがした。
忘れものしたような気分になる。
ひとつは庭園だとわかっているが。
他にもあるような・・・・。
「忘れもの」は何?・・・
今読んでいる「京都」という書籍。
前に読み始めたが、途中でやめてしまった。
また、最初から読み始めている。
今度はじっくりと読むようにした。
最初の方に、秦氏の話が出てくる。
秦氏というと松尾大社の話も出てくる。
松尾大社の話の中に滝のことが書かれていた。
「滝」なんてあった?
改めて、松尾大社の周辺をGoogleマップで確かめてみた。
すると、本殿の裏に滝があった。
ここは行ったこがなかった。
本殿の裏にでる道があったな?と思いつつ、松尾大社に向かった。
この日は11月17日とあって、七五三参りをする家族連れを多く見かけた。
先に本殿にお参りをして、どこから本殿の裏に出るのか探そうと思った。
本殿の裏に出る道は、探すこともなく見つかった。
何度も前を通っていたはず。
なんとも迂闊なことだ。
「忘れものを探して」と大げさなことを。
本殿に向かって右手の方にあった。
本殿の回廊の下をくぐる。
廻廊をくぐると、松風園(有料)の入り口とさらに先に続く道があった。
その先には祠が見えた。
横は庭園の「松風苑」入り口。あとで松風苑にも観覧する。
霊亀の滝
まっすぐ行くと滝がありそう
目的は「霊亀の滝」かな?
鳥居が見えてきた。
この先の祠の奥に滝があった。
水量が少ないが、木々の枝の中流れていた。水が流れ落ちる音を聞くのは心地よい。
天狗岩があるようだ。
どれが天狗岩なのか、何度もカメラのズーム機能を使って探してみたが、わからなかった。
アングル的にはこのあたりかなと思ったが・・・・、違うような。
庭園 松風苑
来る途中にあった庭園も拝観した。
三庭は「曲水庭」「上古庭」ともう一つは州こそ離れて楼門も近くにある「蓬莱の庭」。
曲水の庭へ
曲水の庭
奈良・平安期に造られた曲水式庭園とした構成である。洲浜を伴った曲水の流れ、背後の築山の斜面に連続した石組、それをつなぐサツキの大刈り込みを配した構成となっている。三玲らしく流れの中にも石組みを施し、石橋を架けるなど変化も忘れていない。(説明書より抜粋)
即興の庭
即興の庭は、曲水の庭背後の宝物殿と葵殿の間にある庭園で、当初の設計計画には全くなかった空間で、即興的に造り上げられた庭園である。緑泥片岩、白川砂、錆砂利こうせいの枯山水形式の庭園・・・(説明書より抜粋)
この日は朝は曇りで、天気予報の曇りだったので、太陽が照ることはないかと思っていたが、滝のあたりをうろうろしているうちに雲が切れ青空が広がり日が差すようになった。
松風苑内の建物朱色がとても鮮やかにで枯山水の色とコケの緑が相まっていい感じだった。
上古の庭
曲水の庭から宝物館へ渡る回廊から観ることができた。
宝物館を見て帰ろうとする人がいた。それを寺の人が、呼び止め、まだ先があると伝えているのが見えた。
自分もこれで終わりかと思ったが、曲水の庭の横にある
宝物館への回廊の下をくぐれば、上古の庭に出ることができた。
上古の庭は、松尾大社背後の山中にある盤座(いわくら)(日本庭園の原初形態で、御神体とした石)に因んで、山下に新たにつくられた。(説明書より抜粋)
磐座(いわくら)への上り口
ここら先へは上がれなかった。
上古の頃はこの先上がったところで祭祀が行われていたようだ。
この先を進むと、先ほどの滝の前あたりに出た。
動画
地図