よく見かけた比叡山・はじめての延暦寺
延暦寺へは初めて。
ウィキペディアによると
延暦寺は正式には「比叡山延暦寺」号している。
比叡山全体が延暦寺の境内。
京都の街を歩いて北東の方を向いて高くて目立つ山があれば、
それが比叡山だと思っている。
比叡山は、東山三十六峰の第一番。
平安京の鬼門にそびえる山。
ここを平安京守護の為の何かを置きたいと思うのは納得ができる。
賀茂川と比叡山
渡月橋と比叡山
京都側からは比叡山は山頂のあたりが見える。
その山頂を越えて滋賀県側に延暦寺がある。
延暦寺は比叡山の中腹にある。
比叡山の標高は848.3mある。
最寄り駅「ケーブル延暦寺」駅の標高は
約200m近い標高差がある。
こんなに高い所によく大きな寺を造ったものだと思う。
延暦寺は日本仏教の本拠地
延暦寺は最澄が開創。
多くの日本の仏教の開祖がここで修行した。
・ 良源(慈恵大師、元三大師 912年 - 985年)比叡山中興の祖。
・ 源信(恵心僧都、942年 - 1016年)『往生要集』の著者。
・ 良忍(聖応大師、1072年 - 1132年)融通念仏宗の開祖。
・ 法然(円光大師、1133年 - 1212年)日本の浄土宗の開祖。
・ 栄西(千光国師、1141年 - 1215年)日本の臨済宗の開祖。
・ 慈円(慈鎮和尚、1155年 - 1225年)歴史書「愚管抄」の作者。天台座主。
・ 親鸞(見真大師、1173年 - 1262年)浄土真宗の開祖。
・道元(承陽大師、1200年 - 1253年)日本の曹洞宗の開祖。
・ 日蓮(立正大師、1222年 - 1282年)日蓮宗の開祖。
延暦寺(えんりゃくじ、旧字体:延󠄂曆寺)は、滋賀県大津市坂本本町にある標高848mの比叡山全域を境内とする天台宗の総本山の寺院。山号は比叡山。本尊は薬師如来。正式には比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)と号する。
(ウィキペディア「延暦寺」より)
最澄と同じ時代には空海こと弘法大師がいる。
弘法大師は紀伊山頂の険しい山の中に高野山を開いた。
そして、弘法大師は京都の街にたくさんの足跡を残している。
その代表的なのが東寺だろうか。
ケーブル延暦駅から
ゆるい上り坂が続く。
こんな道を約10分ほど歩く。
木々の間から、琵琶湖が見える。
阿弥陀堂あたりの「東塔」の上の部分が見えてきた。
延暦寺・東塔エリア拝観受付
比叡山ドライブウェーを上に見て、歩くと駐車場があった。
少し歩くと、入り口があった。
拝観料は1,000円だった。
標高も高いから少し高いのかなと思ったが、
1,000円のチケットで、東塔・西塔・横川エリアを拝観できる。
ちなみに中高生600円・小学生は300円。
団体割引もある。
国宝殿というのがあるようだ。ここも見たいという場合は500円プラス。
これだけの施設を見て回ることができるなら、
1,000円は高くないと思った。
令和2年に値上げをしたようだ。
以前の料金は700円だった。
比叡山の山内は「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」と呼ばれる3つの区域に分かれている。これらを総称して「三塔」と言い、さらに細分して「三塔十六谷二別所」と呼称している。
この日は、東塔エリアの半分も回れなかったが・・・。
食事処はあるか
受け付けで食べる所がないか聞いた。
出るのが遅くなり、昼食をまだ食べていなかった。
ひとりなら、このまま歩いてまわるのだが、この日はひとりではなかった。
もう14時を回っていたこともあって、営業しているのは一か所だけだった。
そば屋さんしか開いていないとのこと。
「鶴㐂そば 比叡山店 和労堂 」
「比叡三昧定食」を食べたいと言っていたが、売り切れ。
比叡山そばを食べた。
他にも延暦寺には、食事処がある。
延暦寺会館 お食事処 望湖(ちょっと高級そう)東塔エリアにある。
比叡茶寮
比叡山峰道レストラン(店からの眺望がよさそう、車がいるのかな?東塔エリアからは遠そう)
東塔エリア
お昼を食べて、さぁ回ろうかと思ったが、
次はお土産物屋に入りたいとのこと。
延暦寺にあった案内図等
ついでにソフトクリームも食べた。
土産物屋には、座って食べるところがあった。
そこには、経路図のようなものがあった。
延暦寺に行く前にちょっとだけネットで調べたが、よくわからなかった。
東塔、西塔、横川と三つのエリアがあることはわかった。
次来ることがあった時のために、
案内になるような地図や案内図があれば案内図の写真を撮った。
ケーブル延暦寺駅2階
受付手前にあった。
根本中堂への下り道。
バス時刻表がそば屋さんにあった。
京都駅や三条からのバスもあった。
JR京都駅や京阪三条駅からだと、料金はケーブルより安い。
近いはずの滋賀県側の「おごと温泉駅」「堅田駅西口」の方が高くなっている。
滋賀県側から行くのであれば、ケーブル利用の方が安そうだ。
自分としては、
比叡山に上がることはめったにないことなので、お金はかかるが、めったに乗ることにないケーブルやロープウェイを利用した方がいいかなと個人的には思う。
ただ、
坂本ケーブル往復1,660円ははちょっと高いかと思った。
利用者数や維持のことを考えるとこれぐらいでないといけないのかもしれんない。
どう行くかは、個人の自由。
地図(比叡山・延暦寺)
延暦寺の東塔・西塔・横川エリアをGoogleマップに落とし込んでみた。