退蔵院
今回の目的は、退蔵院。きれいなしだれ桜あるようだ。是非とも見てみたいと思った。
妙心寺の中でも、通年公開しているお寺のひとつ。他に2寺ある。
見ごろだった。
退蔵院の案内地図。
拝観開始は9時、9時前から、拝観を待つ人で列ができていた。
拝観料600円を支払って。
まずは、方丈へ
方丈
瓢鮎図(ひょうねんず)
ただでさえ捕まえにくいナマズを瓢箪でとろいうとうこのこの矛盾をどう解決するか、将軍足利義持が当時京都五山の禅僧31人の僧に賛詩を書かせた。
山水画の始祖といわれる如拙が、義持の命で得たいた。
「鮎」という字は「あゆ」と読むはずだが、なぜか「なまず」。
ここにあるのは、模写で、本物は京都国立博物館にある。
方丈の縁側
方丈建物内にもあった。こちらの方が見やすかった。
どういう発想で、瓢箪でナマズを取るという発想になったのだろうか?
平安時代に、空也上人が始めた瓢箪を叩きながら念仏を唱えて踊る念仏踊りと関係あるのかだろうか?
元信の庭
室町時代の画家、狩野元信の庭。
余香苑(よこうえん)
ここから、本日のメインのしだれ桜のある余香苑(よこうえん)
1963年(昭和38年)から3年の月日を費やして造園家の中根金作が作庭した昭和を代表する池泉回遊式庭園で、大刈込みの間から三段落ちの滝が流れ落ち、深山の大滝を見るような風情がある。ひょうたん池を中心としている。水琴窟もある。(ウィキペディア「退蔵院」より)
入り口で人が渋滞していた。
入ってすぐに枝垂桜があり、それを写真に収めようと、カメラを持った人が、人の動きをみつつ、人が切れたころを狙っていた。みんないいカメラを持っていた。自分もカメラを出して撮ろうとしたが、以前から調子のわるかったレンズが故障していた。
見ごろだった。
陰陽の庭
門を入ってしだれ桜の横にある枯山水の庭。反対側にも枯山水の庭があった。人の心や物事には二面性あり、砂の色が違うのはその両面を表しているようだ。陽の庭に7つ、陰の庭に8つ合計15個の石があるようだ。
こちらが「陽」?
こちらが「陰」。砂の色が少し黒い。
しだれ桜ばかり気にして、石の数を数えなかった。
四阿
水琴窟
竹に耳を当ててみると、水の音が確かに琴の音のように聞こえる。他でも水琴はあったがこれほどちゃんと聞こえたのは初めて。
ここに後から来た人の話が話しているのが聞こえた。以前は故障していたようなことを言っていた。
庭園内の売店
ここで「大休庵」のお茶席を申し込むことができる。
お茶席600円。他では食べることができない茶菓子「是什麼(これなんぞ)」が出るようだ。
大休庵
手前の木はもみじ、奥に見えるのは桜。おそらく、紅葉の頃来るととてもきれいだろう。
瓢箪池から桜
庭園一番奥にあるひょうたん池から桜。池のほとりに椅子や四阿があり、座って庭の風景を楽しめる場所。
アクセス
電車とバス
阪急「西院」駅から京都市バス91系統「妙心寺前」バス停から徒歩約3分。
最寄り駅はJR「花園」駅、徒歩約7分ほど。
他にもアクセス方法がある。退蔵院のホームページを参照。