熊野若王子神社 京都の桜2021 20210327

 前回の哲学の道の続き。

熊野若王子神社

哲学の道を銀閣寺から歩いて、終点のあたりに熊野若王子神社がある。

久々に詣でた。

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この神社はとても気に入っている。

喫煙所があると言うだけではない。

何年か前の5月に行った時、喫煙所兼休憩所にタバコを吸いながら、座っていると、山からウグイスや鳥の声が静かな境内に響き渡る、何とも心地良い気分を味わった。しばらく、その空間に浸ることができた。

とても、心地良い時間だった。

こじんまりとしているが、落ち着くところだ。近くに来た時は必ず寄る。

この日は、ポツポツと参詣する人があった。

ここはいつ来ても落ち着く。

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↓休憩所兼喫煙所
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桜の時期、行くと必ず「桜花苑」立ち寄る。

 

   

 

千手乃滝

社務所の前に、こんな案内があった。

初めてみた千手乃滝?こんなのがあったのか?

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この神社から、さらに奥に行くと千手乃滝と言うのがあるようだ。

行ってみようか?遠いならやめようとお迷いつつ。

社務所で八咫烏のおみくじを買いがてら、聞いてみた。ここから遠いのか?

15分ぐらいとのこと。

少し山を登らないといけないようだが、15分くらいなら、最近の運動不足の解消のひとつとして行ってみようと決めた。

神社を出て、桜花苑の上り口を左手に見つつ、まっすぐ進んだ。道が徐々に急になっていく。

そして、

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進むと、柵があった。猪対策の柵みたいだ。

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柵の戸開けてさらに進んだ。

猪が出るようだから、少し用心しながら歩いた。

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猪に会うこともなく、千手乃滝に到着した。

本当に15分程度で着いた。

↓千手乃滝。

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滝は管を通して流れ出し、バケツのようなもので受けて流れ出していた。

周辺は神様を祀るようになっているが、荒れていた。壊れた鳥居、倒れた街頭。
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そんな中、年配の女性が一生懸命掃除をしていた。

話すことができた。上賀茂神社の近所から来ているとのこと、40年来通っているようだ。

この神社(熊野若王子神社)の先代の頃から来ているとのこと。

頭が下がる思いだ。

ただこの滝の参道及び周辺の荒れようは、一人や二人ではどうもできるものではない。

女性も話では、この滝は、とても由緒ある滝ということだった。

この荒れ具合の中でも、不快に思うことはなかった。

掃除されるべきところはちゃんと掃除されていた。女性の努力があって、いい思いをさせていただいた。

「ありがとうございます。」と女性に伝えた。それくらいしかできなかった。

神社やお寺は、一部メジャーを除いて、経営は大変ではないかと思う。

この神社も京都の熊野三山のひとつだが、家族で経営されているようだ。子供さんも社務所で店番をしていたが、まだ中学生かなという感じだった。

長く続いて欲しい。

また、行きます。

   

 

桜花苑

桜と言ってもソメイヨシノではない。ピンクの花つける。

ゴツゴツした不揃いの石が並ぶ石階段を上がっていく。この階段を見て上がるのをためらう人もいる。

息を切らして上がる人もいる。その人の横を「すみません」と通り越して、あがった。

上がっていく途中、鹿威しの音が聞こえる。鳥の声と定期的に鹿威しの音、竹が石に当たり音が響く。

いい雰囲気だ。

上がりきって、桜花苑。

桜は見頃だった。

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千手乃滝は・・

千手乃滝から流れた流れは、熊野若王子神社の横を流れる水路を通って、哲学の道を流れる疏水へ流れ込むのだろうか?

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