鴨川運河
墨染橋
京阪電車墨染駅近くにある。
鴨川運河は、おおよそ京阪電車に平行し、交差しながら流れている。
墨染駅付近では、京阪電車の西を流れているが、少し北の伏見稲荷駅辺りでは、東を流れている。
以前、墨染駅より一つ京都川の藤森駅からあるいて、七瀬川くぐりの記事を書いた。
墨染橋から鴨川運河(琵琶湖疏水)。
鴨川運河は、第一琵琶湖疏水が明治23年に完成後、明治25年から工事が始められ明治27年に完成している。
岡崎公園近にある南禅寺船溜に流れ出た疏水は、西に流れ夷川発電所を経て鴨川東岸に至る。鴨川への放水口があるが、閉じられており、流れはそのまま鴨川東岸を南下し伏見の濠川に至る。鴨川東岸から濠川までを鴨川運河という。
伏見インクライン
鴨川運河は水を滔々とたたえ、意外と流れが早い。
墨染橋から少しあるくと「伏見インクライン」がある。
ここで鴨川運河と濠川の高低差を調整し、その高低差を利用して発電しているらしい。
↓伏見インクラインの手前。
この先、伏見インクラインの様子を見ることができる場所はない。何年か前にも行ったが同じだった。
国道24号線交差点から。
おそらくこのあたりが伏見インクラインではないかと。2018年4月22日撮影
撞木町(しゅもくちょう)廓碑
伏見インクラインの道路を隔てて西隣にあった。
来たことがある。
この奥に石碑があった。
2018年4月22日
撞木町遊廓は,慶長9(1604)年渡辺掃部・前原八右衛門の両名により開設された。伏見の発展と共に元禄期(1688~1704)全盛を迎え,赤穂浪士を率いる大石良雄(1659~1703)が敵方の目を欺くため,この地で遊興したことで知られる。この碑は,撞木町遊廓の跡を示すものである。(京都市ホームページより)
読み方がわからなかったが、国道の歩道橋に大きくローマ字で書かれていた。
濠川
鴨川運河・濠川沿いに歩くつもりだったので、国道24線からの離れて南下。
近鉄の高架が見えてきた。
この高架もなんとなく歴史を感じる。
近鉄高架の下を曲がり少し歩くと橋があった。
津知橋
伏見インクライン放水口あたり
この橋から近鉄の高架が見え、
近鉄の高架のその先は、
伏見インククランからの流れが勢いよく流れ出しているのが見えた。
東住吉橋
運河沿いに制水門に向けて歩いた。
その手前に「東住吉橋」があった。流れに並行して橋があった。橋のしたから流れが分岐していた。
この流れは東高瀬川に合流する。
伏見制水門
伏見制水門
地図を見るともうこの辺りは「濠川」。
濠は伏見城の堀の意味があるようだ。
伏見の町は、川沿いを歩くのもいい。
いつも長くなってしまうので、今回はここまで。
この続きは、伏見の濠川にかかる橋の欄干などの写真を紹介できればと思います。
伏見稲荷神社だけでなく、街中を散策するのも楽しい街。
是非、京都へ行くときは伏見の街まで足を伸ばしてみてください。
↓今回はオレジンジ色のポイント