葉桜の頃そして青紅葉の頃になると、京都の街では祭の掛け声が聞こえてくる。
祭
春の京都は祭がたくさんもようされる。
京都の町を歩いていると、あちこちで祭をやっていると思うことがある。
平野神社
4月10(水)桜花祭
平野神社は桜の名所。
桜の祭。他の祭とはちょっと違うかもしれない。
住所:〒603-8322 京都府京都市北区平野宮本町1
交通:嵐電「北野白梅町」駅から徒歩約5分
平野神社 HIRANO-JINJA Official web site - 桜花祭 おうかさい
今宮祭・今宮神社
4月14日(日)やすらい祭
5月5日(祝) 今宮祭 神幸祭
5月第2又第3日曜日 今宮祭 還幸祭
4月中旬に行われる「やすらい祭」は京都三奇祭のひとつ言われる。
地域に根差した民俗行事として、鞍馬寺の鞍馬の火祭、広隆寺の太秦の牛祭とともに京都の三大奇祭の一つに数えられている。(ウィキペディア「やすらい祭」より)
鞍馬の火祭りは10月
太秦の牛祭りは9月
上賀茂でもあるようで、これは葵祭の時に行われる。
今宮神社のやすらい祭りが始まるのは4月第二日曜日。
今年は4月14日
時間は。午後3時から。
今宮祭の神輿は他とは違う。金色の装飾が全面になされ、丸みのある神輿だった。
初めてみた時は「玉の輿」だと思った。
今宮祭は、今宮神社周辺から神輿が出て、街中を巡行して、御旅所でに留まる。
御旅所では、出店が出たり、落語などの演芸も行われていた。
住所: 〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21
交通:
松尾祭・松尾大社
4月21日(日) 神幸祭(おいで)
5月12日(日) 還幸祭(おかえり)
6基の神輿と唐櫃が松尾大社の拝殿を三回周る拝殿回しをする。
神輿を担いだ人が「ホイットホイット」の掛け声の中、拝殿を3周する。
本殿前では神輿高く持ち上げる。
これだけ勢いのある祭は、少ないのではないかと思う。
これはちょっと見ものだった。
うまく拝殿を回る神輿があったり、大回りしてしまう神輿があったり。
神輿は、専用の台車に乗せられ街中を巡行し、桂川を船で渡ったと、それぞれの御旅所に留まる。
ずっと、人力で進む。
船に乗せるのも、人力。
松尾大社から桂離宮近くまで、台車に乗せて、堤の上から担いで降り、川に入って神輿を船に乗せる。クレーンやトラックなどを使わない。
昔ながらのやり方だろう。
これが、この祭の良さのひとつ。
昔は、台車もなかったのかもしれない。
重たい神輿を多くの人で担いで、それぞれの御旅所まで巡行したのだろうか?
神輿の周りには白い装束の神輿の担ぎ手がとりまき随時担ぐの交代していた。
ずっと、重たい神輿を担いでいると体がもたない。
昔ながらのやり方だろう。
還幸祭は、西寺跡の唐橋西寺公園に神輿6基と唐櫃が揃う。
神輿が、勢ぞろいして並ぶのは、この西寺唐橋公園だけではないだろうか?
順番に、神輿を担いで、公園を出て、台車に乗せて松尾大社まで巡行する。
神輿を台車に乗せて巡行するが、氏子町だと思と思われるところにくると、神輿を担いで渡御する。
そして、また、松尾大社では拝殿回しをする。
この祭は活気がある。
神輿が6基もが次々と、人に担がれ「ホイットホイット」と拝殿を回る様子も迫力があった。
巡行範囲も広い。
住所:〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3
交通:阪急嵐山線「松尾大社」駅すぐ
松尾祭・神幸祭(おいで)・還幸祭(おかえり)|年間祭儀予定|祭典・行事 | 松尾大社 - MATSUNOO TAISHA
神幸祭
還幸祭、神輿6基と唐櫃が揃ったところ。
嵯峨祭・ 野宮神社、愛宕神社
5月19日(日) 嵯峨祭神幸祭
5月26日(日) 嵯峨祭還幸祭
電柱の高さに引けを取らない長い鉾をひとりで持って、鉾についている鐘を鳴らしながら進む。
鳴る鐘の音が深みのあるいい音だ。
かなり重たそうなので、ずっとではない。
ポイントポイントでするのだろう。
神輿は二基出る。
ここも「ホイットホイット」という掛け声で神輿を担ぐ。
一行は、清凉寺前の御旅所からでて、大覚寺、JR嵯峨嵐山、嵐山公園の中之島地区を経て御旅所まで戻ってくる。
住所:〒616-8424 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町5
愛宕野々宮両御旅所(清凉寺前)
交通:市バス「嵯峨小学校」または「嵯峨釈迦堂前」バス停から徒歩数分
ここから先は、行ったことがあって、そこで祭やイベントが行われるとしているスポット。
下御霊神社
5月1日(水)神幸祭
5月18日(土)宵宮 子供みこし・十二灯
5月19日(日)還幸祭
京都の南北の通りの唄、丸太町通りの次の竹屋町通りの手前、京都の東西通りの唄の最初の通り寺町通り沿いにある。
御霊神社と京都の人はいうのだろう。もう少し北には上御霊神社がある。
ただ、北に上御霊神社があるから南あるから下御霊神社というのではないようだ。
住所:〒604-0995 京都府京都市中京区寺町通丸太町下ル下御霊前町
交通:京阪電車「神宮丸太町」駅から徒歩約5分・京都駅等からバスあり。
藤森祭・藤森神社(駈馬神事)
5月 1日(水) 御出祭
5月3日(祝) 藤森太鼓・神輿担ぎ
5月4日(祝) 宵宮祭
5月5日(祝) 神幸祭・武者行列・駈馬神事
5月5日の駈馬神事は見にいてみたい。
境内は南北に広く長い。本殿からずっと同じ広さで、入り口まで続く。
車・人・馬という表記があるのも面白い。
境内には立派な馬の像があった。
住所: 〒612-0864 京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
交通:京阪「墨染」駅より徒歩約7分
御蔭祭(御蔭神社・下鴨神社)葵祭の前に
これも行ってみたい。
葵祭の前に行われる祭。
葵祭は5月15日と決まっているようだ。
御蔭神社から、神霊を下鴨神社に迎える祭。
2024年5月12日(日)9時に下鴨神社を出て御蔭神社に向かう。
今年が日曜日に重なっているのでチャンスだ。
これを逃すと、見に行けるのはずいぶん先になるか、一生行けないかもしれない。
御蔭神社は、東山三十六峰の御生山(みあれやま)にある無人の神社だった。
同じころ、上賀茂神社でも「御生祭・御阿礼祭(みあれまつり)」が行われる。
コトバンクに「御蔭祭」と「御生祭」の説明があった。
御蔭祭
京都の賀茂神社の葵祭の前儀として、五月一二日(古くは四月中の午の日)、比叡山西麓の御蔭神社から神霊を賀茂御祖(みおや)神社(下鴨神社)に遷す祭儀。
御阿礼祭・御生祭(読み)みあれまつり
古くは四月の中の午の日、現在は五月一二日、京都の賀茂別雷(かもわけいかずち)神社(上賀茂神社)で葵祭の前儀として行なわれる神事。社の北方にある御生(みあれ)の斎場で、夜半暗黒のうちに神霊を阿礼(あれ)と称する榊の枝に移し、これを本社に迎える祭儀。別雷神の誕生日を祝した行事。御阿礼神事。賀茂のみあれ。
同じ日に、葵祭の神社が違った祭を行う。どちらに行っても面白いかもしれない。
イベント
壬生寺 大念仏会(春の壬生狂言)
祭ではないが、壬生狂言は見てみたい。
祇園祭の綾傘鉾の先頭で踊っているのは、壬生狂言の人と聞いたことがある。
4月 29日 ~ 5月 5日
住所:〒604-8821 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町31
交通:市バス「壬生寺道」で下車徒歩約3分。阪急「大宮駅」から徒歩約10分
「をどり」春を彩る
五花街のうち、
祇園甲部「都をどり」
宮川町「京をどり」
先斗町「鴨川をどり」
北野「北野をどり」
宮川町以外はそれぞれの花街の歌舞練場で、行われる。
どの「をどり」も行ったことがない。
今年は一つでも行けたらと思う。
「都をどり」
期間:4月1日(月)~4月30日(火)
公演時間:1日3回
12:30~、14:30~、16:30~
※お茶席は1時間前からおこなってる。
料金(税込):・茶券付一等観覧券:7,000円
・一等観覧券:6,000円
・二等観覧券:4,000円・二等学生観覧券:2,000円
ネットでも申し込みができる。
公開プログラム:700円
場所:祇園甲部歌舞練場
詳しくはホームページから↓↓↓↓↓↓↓↓
「京をどり」
期間:4月6日(土)~4月21日(日) ※4月15日(月)休業
開演時間:平日二回公演
【1回目】 12:00 お茶席 12:00~12:50 / 開演13:00
【2回目】 お茶席 14:30~15:20 / 開演15:30
土日3回公演
【1回目】 お茶席 11:30~12:20 / 開演12:30
【2回目】 お茶席 13:30~14:20 / 開演14:30
【3回目】 お茶席 15:30~16:20 / 開演16:30
料金(税込):観覧料 7,000円(全席指定、お茶券付き) プログラム 1,000円
ネットでも申し込みができる。
場所: 京都芸術劇場 春秋座 京都市左京区北白川瓜生山2-116(京都芸術大学内)
※今は宮川町の歌舞練場は建て替え工事中。
詳しくはホームページから↓↓↓↓↓↓↓↓
「鴨川をどり」
期間:年5月1日(水)~24日(金)
鴨川とあるので、床がでるころにあわせたのだろうか?
開演時間:12:30・14:20・16:10
料金(税込):お茶券付特別席/7,000円 ・特別席/6,000円
・普通席/4,000円 お茶券/1,200円
ネットでも申し込みができる。
場所:先斗町歌舞練場
詳しくはホームページから↓↓↓↓↓↓↓↓
「北野をどり」
この記事が公開される頃には、終了している。
期間 3月20日(水)~4月2日(火)
開演時間:14時・16時
公演時間:80分
料金(税込):お茶席付き観覧券7,000円・観覧券6,000円
場所:上七軒歌舞練場 ※北野天満宮からすぐ。
ネット予約できたようだが、希望日の8日前まで。
近くには、北野天満宮と少し歩けば桜の平野神社にも行くことができる。
春は、他の季節より、京都の街は、イベントがたくさんあるように思う。