堀川通りを北に向かって歩いていると、
晴明神社の旗と案内があった。
ずいぶん前に参拝したことがある。
NHK大河ドラマ「光る君」で、藤原兼家に協力し、藤原家の隆盛に貢献しているような安倍晴明の神社。
安倍晴明像
安倍晴明がそんな腹芸のできる人とは思っていなかったが、「光る君へ」の安倍晴明はいい味を出していると思う。
「光る君へ」の安倍晴明と神社にある安倍晴明のイメージは、当然だが全く違う
晴明の逸話の絵札
境内には、晴明の逸話を書いた札が10枚飾れていた。
花山天皇の譲位にまつわる話もあった。
「源氏物語ゆかりの地」
今、NHK大河で重要な役割を果たしている安倍晴明の神社とあってなのか、たくさんの人が参拝していた。
ちょうどバス停の前ということもあるのか?
ちゃんと「源氏物語ゆかりの地」の看板があった。
一条戻橋。
欄干親柱は大正11年から平成7年まで使われていた。
平安時代当時のものではない。
以前来た時と変わっていない。
境内を南北に横切る葭屋町通り(よしやまちとおり)
一旦道路を渡り、本殿のある境内へ。
この道は、京都通りの唄の通りのひとつ。「葭屋町通り(よしやまちとおり)」
手水舎
晴明井
御祭神晴明公邸に古より湧き出ていた洛中名水の一で諸病平癒の信仰が篤い流水口が本年の恵方を向いており吉祥水が得られる
なお此処は茶道三千家の祖千利終焉の地で太秀吉に振舞ったり最期に自服した茶もこの聖水で点てたものであろう(説明駒札より)
今年の恵方は北東?。
確かに流水口の方向が2017年とは違う。上の写真の流水口は、奥(北東方向)に向いているが、2017年は手前(南東方向)に向いている。
下は2024年
本堂
本堂には消えることなく参拝の列ができていた。
厄除桃
古事記日本書紀 桃太郎伝説にあるように古来陰陽道では桃は魔除除の果物とされています(案内駒札より)
御神木
楠(くすのき齢推定三〇〇年。楠はかって虫除けの樟脳の原料としていた樹皮に触れると独特の感覚があります 両手を当てて大樹の力を感じ取って下さい。(案内駒札より)
神社はそんなに変わることはないので、7年前に来た時と同じだった。
ただ、当時とは違った好奇心で参拝した。
見えてくるもの違ってくる。
地図・アクセス
〒602-8222 京都府京都市上京区晴明町806
京都駅から9番「一条戻橋・晴明神社前」下車すぐ
阪急烏丸駅から12番「一条戻橋・晴明神社前」下車すぐ
京阪三条駅より12番59番「堀川今出川」下車徒歩約2分