御蔭神社・東山三十六峰二番「御蔭山」または「御生山(みあれやま)」 20230108

 

御蔭神社は、賀茂別雷神社(下鴨神社)の摂社。

この神社のある山を、御蔭山と言う。その山の名にちなんだのだろう。

そして、この山は御蔭山(みあれやま)とも言う。

東山三十六峰の北から二番目の山。

5月15日の葵祭の前にここで、下鴨神社の「御蔭神事」が行われる。
明治初年の神社祭事法制化以前の旧祭式の時は「御生神事(みあれしんじ)」と呼ばれ、新祭式では「御蔭祭」と呼ばれている。

下鴨神社のご祭神の荒神霊を迎えるための神事。左京区上高野にある御蔭(みかげ)神社で行われ、祭典の後は新馬に神霊を移し、神職以下多くの供奉の人が神馬とともに下鴨神社まで巡行する。下鴨神社では本殿に入る前に、神霊を背にのせた神馬の前で「東游(あずまあそび)」の優雅な舞が16:00頃より奉納される。我が国最古の祭りの形式を伝えるとされる。(京都観光Naviより)

御蔭神社鳥居

由緒書きでは

この社地は、太古鴨の大神が降臨したと伝えられているところから「御生山(みあれやま)」と呼ばれており、東山三十六峰の第二番目の山である。さらにまた、ただ太陽が射す所、即ち、御蔭山とも呼ばれ、それに因んで社名ともなった。

御蔭神社(御生山(みあれやま))

御蔭神社へ

御蔭神社へ

こんな道を上がっていく。山歩き気分になる。御蔭神社へ上がる道

   

 

すこし歩くと鳥居があった。もっと上にあるのかと思っていたが、意外に近かった。

御蔭神社鳥居

そこから少し上がると、神社らしき朱色の建物が見えてきた。
御蔭神社へ

御蔭神社石垣のある神社

御蔭神社・石垣のある神社

御蔭神社

御蔭神社前に蹲(つくばい)のようなものがあった。

神社に誰かいるのかと思ったが、人影ひとつない。静かだった。
無人の神社であるが、とてもきれいで整備されていた。
下鴨神社が管理しているだけあると思った。
御蔭神社

   

 

お参りした後、帰りは元来た道を戻り、途中で、八瀬の方に分岐する道を歩いた。

八瀬の方の道は、山歩き感があった。

この入り口直前の道は狭く、道は舗装されていおらず、雨の時に水が流れるのだろう、干上がった川のような道だった。御蔭神社八瀬が入り口

この神社、各所に由緒書きの案内板があった。

それぞれが、時代も違ったり、立場も違ったりで、書き方が微妙に違うような感じがあった。言っていることは同じなのだが。

入り口付近(文部科学省)御蔭神社由緒書き

鳥居横、加茂御祖神社。この説明がわりとわかりやすかった。こちらの方が手書き感があって、由緒書きという印象を持った。御生山(みあれやま)のことも書かれている。御蔭神社由緒書き

本殿横

御蔭神社由緒書き(本殿横)

それだけ、この神社にまつわる由緒があるのだろう。
無人で静かな神社だけだが、重要な存在の神社だと思う。
今年の5月12日と15日は平日なので、行くことができないが、いずれは、一度は見に行ってみたい。
これら全部の書き起こしていたら、すごい分量になるので、写真で紹介した。
地図