4月23日に行われた松尾祭神幸祭の21日後、5月21日には還幸祭が行われる。
松尾祭神幸祭(おいで)
4月23日、松尾大社で松尾祭(神幸祭 おいで)があった。
4年ぶりの催行。
松尾七社(大宮社、月読社、櫟谷社、宗像社、三宮社、衣手社、四之社)の神輿(月読社は唐櫃)が、ご本殿のご分霊を受けて、拝殿を三回廻った(拝殿廻し)後、街中を台車に乗り、桂離宮近くの桂川を渡り各神社へ向かい、5月14日の還幸祭まで留まる。
境内に揃った神輿が順番に各神社の氏子さんたち担がれ、拝殿の周りを3周する。直線がなく円を書くように周る。1t以上あると思われる神輿を担いて、勢いよく拝殿をまわる。なかなか操縦は難しい。担ぐ人、回る方向に向けて神輿の棒を押す人、
しかし、大回りになったりしていた。
大回りしすぎて、本殿の反対側に行ったときは、最後に降りる階段に降りてしまいそうなったりしていた。
境内に「ホイットホイット-」の掛け声が響き、とても活気のある見応えがあった。
6台の神輿が延べ18周ぐらい拝殿の周りを回る。
祭気分
阪急桂駅で嵐山線に乗り換え、出発を待っていると次から次へと祭装束の人が次々に乗ってきた。
みんなふんどしをしているのか、後ろ姿でふんどしが見えている人がいた。
阪急松尾駅大社駅は、一般の人より祭の人の方が多いような感じになっていた。
駅から祭気分が盛り上がる。
祭装束の人たちは松尾大社へ
↓拝殿、この拝殿の周りを月読神社の唐樋と6台の神輿3周する。右手にあるのが本殿。
神輿は6台。
拝殿の本殿に向かって右に2台。
上の写真は「大宮社」。
大宮社は松尾大社本社の神輿のようだ。
二柱の神。
下の写真は、櫟谷社(いちたにしゃ)
この神輿を少し移動するとき80歳台と思われる男性が担ぎ手でいた。ちょっと心配だった。
本殿の左に4台
宗像社、三宮社、衣手社、四之社がこちらで用意。
まだ神輿の準備をしているところもあった。
合計6台。
神輿はそれぞれ、本殿前にやってきて、御神体を神輿に乗せたあと、拝殿の周りを3回回って出ていく。
神輿の説明は、以下のサイトで見ることができます。
神事
順次神事が始まり祭り気分が盛り上がってきた。
最初は松尾大社の神のニ柱が乗る大宮社が本殿前へ
大宮社はニ柱。神官さんが、神輿載せる。
大宮社は一番最後に、拝殿を回る。いったん元の位置に戻った。
そのあと、それぞれの神輿が、本殿の前に移動して、分霊を受ける儀式を行い、分霊を載せた神輿が拝殿を三周まわって、御旅所に向かう。
神輿巡行
神輿巡行の前に、月読神社の御神体が拝殿の周りを3回周りる。月読神社は神輿ではない。
今まで本殿の儀式が見える拝殿の前にいたが、神輿が通れるように、拝殿の周りきいた人は全て離れるようにと。拝殿の周りの人はいなくなった。
月読神社の儀式が終わり、一台目の神輿が本殿前にやってきて、分霊を受ける。
いよいよ神輿が巡行。
拝殿の向こうに神輿が見える。
ふたたび本殿前に。
本殿前に来ると、神輿を高く持ち上げた。1周目だけで2周目はしなかった。
これを6台の神輿が、3回繰り返し行う。
神輿担ぐのは大変
担ぐ人と回る時は、回る方向に神輿の担ぎ棒を押す人もいた。
神輿を担いで「ホイットホイットー」神輿の棒の先の人はジャンプ・ステップを踏みながら先についている鳴り物を鳴らしながら、拝殿の周りを3周。かなり大変そうだ。
神輿もおそらく1t以上はあるだろうと思う。
車一台分ぐらいの重さ。これをもって、ジャンプ・ステップしながら、拝殿の周辺を3周りするのは、相当重労働。周りに人がいて、随時入れ替わっていた。ずっとは無理。
境内は活気でみなぎる。
神輿を担ぐ時の掛け声は「ホイットホイットー」
その後、階段を下り、
楼門をくぐる。
楼門を通る時は、楼門の天井が低いので、神輿は担ぐことができず、手で持って通ることになる。
写真の神輿は特に、神輿の上ある鳥の飾りが大きいく、他の神輿に比べて高さがあるので、より神輿を低く手で持たないといけない。大変だったと思う。
神輿一台が、楼門の天井に当たってしまったようだ。
階段の上から見ていた神官さんがそう話ているのが聞こえた。かすった程度だろう。
神輿が鳥居を出て。
神輿が各神社に向かった後
境内は静かだった。
先程までの、活気と人混みが嘘のようだった。
山吹祭
この頃、松尾大社は、山吹が咲き誇っていた。
祭と同じ頃、山吹祭も行われていた。
黄色い玉のような山吹の花が楼門近くで咲いていた。
こうしてみると別の神社のような感じがする。
神輿が街をとおり、川を渡るところは次の機会に。