和歌山県の南部、三重県南部のエリアを「紀南」と呼んだり「熊野」と呼んだりする。
紀南(きなん)は、紀伊国(現 和歌山県全域と三重県南部の東紀州)の南部である。紀南地方・紀南地域・紀南エリアなどとも呼ぶ。牟婁、あるいは熊野とほぼ一致する。 紀北と紀中に、あるいは紀北に対する。古い地名ではなく、紀北・紀南の初出は1916年である。(ウィキペディア「紀南」より
熊野(くまの)は、和歌山県南部と三重県南部からなる地域である。紀伊半島南端部を占める。 旧国では紀伊国南部にあたり、上古の熊野国と大概一致する。熊野三山(田辺市の熊野本宮大社・新宮市の熊野速玉大社・那智勝浦町の熊野那智大社)を中心とする熊野信仰の中心地として知られる。 (ウィキペディア「熊野」より)
このあたりには「熊野古道」が有名だ。
「熊野古道」は、今は生活道路として使われているところがあったり、山深く時代の流れに取り残された、かつての様子のままのようなところもある。
「熊野」には、山の裾野を這うようにうねった道であったり、時には山を突き抜けるまっすぐだったり、複雑に道が通っている。
時には里山を通り山を見上げ、時には山の上から里山を見下ろす。