蹴上交差点を渡り、「ねじりまんぽ」を過ぎ、さらに地下鉄蹴上駅を通り過ごして三条通りをしばらく歩くと、山手側に上がる細い道がある。それを上がって行くと。蹴上インクラインに出る。さらに歩くと、蹴上疎水公園がある。
さらに進めそうなので、続けて歩いた。そして、疎水分線まで行くことができる。
人影のない疎水分水脇の薄暗い細い道を歩いていくと南禅寺の水路閣に行きつく。
蹴上交差点
ねじりまんぽ
「ねじりまんぼ」は、上からの負荷に耐えられるようにレンガを斜めに積んでいる。それが、ねじっているように見えて「ねじりまんぼ」と名づけられたのだろう。
三条通りから坂道を上がったところ
三条通りは、嵐山の渡月橋から山科の四宮まで続いている。三条大橋が東海道53次の終点。
このあたりは、さらに上にある日向大神宮への参道のような。
蹴上インクライン
この両側には桜の木が植わっているようで、桜の咲くころにはインクラインの両側が桜並木のようになるようだ。
蹴上疎水公園
天気がよければ、京都の街を望むことができそうだ。
田邊朔郎像
日本の土木技術者・工学者。琵琶湖疏水や日本初の水力発電所の建設、関門海底トンネルの提言を行なうなど、日本の近代土木工学の礎を築いた。北海道官設鉄道敷設部長として北海道の幹線鉄道開発に着手し、狩勝峠の名づけを行った。 (ウィキペディア「田辺朔郎」より)
琵琶湖疎水建設に大きく貢献した。日本の有名な土木建築にも大きく貢献した人だ。
パイプライン 蹴上発電所までつづいてるのだろう。
ここでの見晴らしもよい。
疎水分線
さらに進むと疎水分線に。疎水分線は分線なので用水路のちょっと大きいような水路だった。しかし、水は勢いよくながれていた。
前日の雨かで、ぬかるんだ道をあるいていた。どこまで続くのか。あまり進みすぎると、来た道をもどるのにその分長くなるので、どのへんで打ち切ろうかと思いつつ歩いていた。
しばらく歩くと、道の様子が変わってきた。道はタイル舗装になった。ひょっとして近くに出口があるのかと思いながら歩いていると。
先に人だかりが見えた。遠目から見ても、年配の人たちのようだった。その人たちがいたところが、南禅寺の水路閣だった。
昨年、南禅寺に来たときは、このあたりはブルーシートがかけられていた。
道の舗装工事でもしたいたのだろう。
この柵から向こうが「水路閣」