哲学の道を南に歩いていくと、松ヶ崎浄水場 若王子取水池あたりにで突き当たる。
まっすぐ進めない。
左に進むか、右に進むか。
右に進めば、永観堂や南禅寺の方面に行くことができる下り道。
左に進めば、山側に進むことになる。そこには、熊野若王子神社がある。
右に進んで、永観堂や南禅寺の方に向かう下り道に人が多い。
上る人、下る人と。
以前、哲学の道を歩いた時も、ここで、右に曲がり、永観堂や南禅寺に行った。
今日は、右へ下る道を逆に上り、哲学道を横切って、熊野若王子神社に行ってみた。
少し上り坂があった。
熊野若王子神社の周囲は、
緑豊かで、とてもいい感じの神社だ。
哲学の道に近いことから、人が多いのかと思ったが、意外と少ない。
時々、観光客がお参りにくる程度。
しばらく無料休憩所で、ジュースを飲んでゆっくりした。散歩中にこんなことはめったにないが、わりと長くいた。
人影のない静かな境内にいると、山からウグイス ホトトギス や鳥の声がよく聞こえた。
人の気配のない静かな境内で、時折聞こえるウグイス ホトトギス や他の鳥の鳴く声を聴くのはとてもいい感じだった。
ここは、東山丸太町にある「熊野神社」と今熊野にある「新熊野神社」と合わせて「京都三熊野」の一つ。
入口には、梛(ナギ)の木があるようで、案内板があった。
京都の名木、この神社の神木。
ここでは、なぎの葉が入っているお守りが売っている。
「種々の悩み事をナギ倒す」という意味があるようだ。
また「ナギ」は「凪」にも音が似ているので、凪のように平穏無事という意味もあるようだ。
この石のてすりは、元は若王子橋の高欄として大正9年6月より仕様されていたもの。
平成5年に3月に橋の改良で使われないくなり、境内に移設されたもの。
境内を出て少し上がると、左手にさらに上がる階段があった。
ここを上がると「桜花苑」がある。
「陽光桜」植えられていた。季節柄、花は咲いていなかった。
ヨウコウ (陽光、学名:Prunus campanulata 'Yoko')は日本原産の交雑種のサクラ。1981年に種苗法により登録。愛媛県に在住していた高岡正明がアマギヨシノと(天城吉野)カンヒザクラ(寒緋桜)を交雑させて作出した園芸品種である。
樹形は広卵状で、ソメイヨシノより早く咲き、花は一重で大輪、鮮やかなピンク色となるのが特徴。てんぐ巣病や病害虫に強い樹勢強健な種とされる。 2015年には笹野高史主演で高岡正明がヨウコウを誕生させる物語を描いた映画「陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-」が公開された 。(ウィキペディア「ヨウコウ」より)