竹生島 宝厳寺(弁才天)長らく本堂がなかったお寺、京都の豊国廟から移築された唐門や舟廊下 20210828

 

宝厳寺

都久夫須麻神社の本殿から渡り廊下が出てある。神社の本殿がお寺への通路に繋がっている。何か変だと思うが。

この本殿は、明治までは宝厳寺の本堂だった。

そう思えば、なるほどと思う。

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舟廊下

1602年豊臣秀頼の命により豊国廟より移築。

舟廊下というようだ。その廊下からは宝厳寺。

豊臣秀吉の御座船「日本丸」の船櫓の用材を用いて建てたという伝承から「船廊下」の称がある。

この廊下を渡ると、観音様がいる観音堂。そして、唐門へと建物がつながっている。

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観音堂

観音堂は撮影が差し控えたほうがよさそうだったので写真は撮らず。観音堂の周りの廊下側の天井は色鮮やかなものだった。ここも同じく、1602年豊臣秀頼の命により豊国廟より移築。

<入母屋造檜皮葺き。慶長7年(1602年)に豊臣秀頼によって豊国廟から移築。西国三十三所観音霊場第30番札所で、本尊の秘仏立像(鎌倉時代)を安置する。傾斜地に建つため、床下に長い柱を立てて支えるとなっている。柱などの木部は総漆塗りで、天井には極彩色で菊、桐などの文様を描く。(ウィキペディア「宝厳寺」より)

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唐門

1602年豊臣秀頼の命により豊国廟より移築。

観音堂に繋がって唐門がある。カラフルな建物だ。

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 豊国廟(京都の東山にあった豊臣秀吉の霊廟)の唐門(極楽門)を移築したものであることが『梵舜日記』にみえる[6]。その極楽門は大坂城の極楽橋の唐破風造部分を豊国廟へ移築したものである。極彩色の彫刻と飾金具で飾った華麗な門で、安土桃山時代の雰囲気を伝えている。(ウィキペディア「宝厳寺」より)

弁才天堂へ

唐門を出てすぐ、右手に島の上に上がる長い階段があった。見るに上がる気がなくなるような階段だった。

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竹生島港琵琶湖も望めた。
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この階段は上がらずまっすぐ進んだ。
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すると、最初に見た鳥居から上がってきた階段にたどり着いた。こちらも同じく、上に上がる長い階段があった。

↓上の鳥居にところに出た。

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ここで、降りることもできるが、この上にある弁才天堂が宝厳寺の本堂。

息を切らしながら上がった。わりと段差がある厳し階段だった。

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階段を上がりきると景色がかわる。島の斜面に広い開けた空間があり、大きな弁才天堂があった。平地の少ない島にこれほど大きな建物があるとは、少し驚いた。

弁才天堂

弁才天堂は、1942年(昭和42年)に建てられた。明治の神仏分離以降、宝厳寺には本堂がなかったそうだ。それまではどうしていたのだろう。

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三重塔

上がるのここで終わりではなかった。

この上にさらに上がると、三重塔がある。そこも上がった。

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港へ

↓写真の奥には唐門の前にあった階段がある。

唐門の前の階段からも弁才天堂に上がることができた。

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上りは上を見るだけで良かったが、降りる時はその反対、急な階段の下を見て降りる。少し不安定感を感じながら降りた。

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当初は島には一時間程度いて、長浜へ船に乗るつもりだったが、一時間では足らず、一本遅らせた。

船の本数は、長浜港・今津港・彦根港へと、不便とは思わないほど本数があった。

島をひととおり回った後、土産物差やんが並ぶ通りにある長イスに座って、近江今津のセブンイレブンで買ったお弁当を摂った。

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動画 竹生島散策2 宝厳寺 西国三十三所 第三十番札所 日本三大弁才天