石清水八幡宮 徒然草52話の仁和寺の法師の逸話で。 2019(01)0609

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石清水八幡宮

石清水八幡宮 参道


石清水八幡宮は、男山の上にある。男山の東側がその敷地のようだ。京都府八幡市にある男山は、それほど高くないが、山である。足で上がるには少し大変だ。上がるには、ケーブルがある。歩いてあがるか?ケーブルに乗るか?

石清水八幡宮徒然草に出てくる仁和寺の法師で有名。教科書で見たことがある。想像が膨らんだ。どれだけ広くて賑わっているところなのか?とても興味があった。一度は行って見ておきたいと思った。

社格も高い神社だ。

近代社格制度においては宇佐神宮石清水八幡宮筥崎宮鹿児島神宮の四社が官幣大社社格に列し、特に宇佐神宮石清水八幡宮筥崎宮(※また近年は筥崎宮に代えて、鶴岡八幡宮)の三社が日本三大八幡宮とされる。(ウィキペディア八幡宮」より) 

 

二十二社(上七社)の1つで、伊勢神宮三重県伊勢市)とともに二所宗廟の1つ。旧社格官幣大社で ・・・

京都の裏鬼門(南西)を守護する神社の代表格として鬼門(北東)の延暦寺とともに重要視された。武家からは特に源氏が源義家が当社で元服したこともあって武神として信仰し、源氏の広がりとともに壺井八幡宮鶴岡八幡宮など、当社から各地に八幡宮が勧請された。 創建以来、当社は境内の護国寺と一体となる宮寺形式をとった。
ウィキペディア「岩清水八幡宮」より) 

 

ケーブル工事中

今年の5月27日~6月18日までは、リニューアル工事で運休中。代わりにケーブルの駅の前から、代行タクシーが運航している。ハイエースのような車が二台ほどかな?タクシーが八幡宮と駅とをピストン運行している。 一回に乗れる人数はケーブル比べれば少ない。頻度も高くない。便利が悪い。

6月19日リニューアル。ニュースで新しいケーブルカーを紹介していた。

この日は、ケーブル運休中。なので、観光客が少ないのだろうか。初めて来たので、ケーブル運行中の様子は知らない。

駅前には観光案内所やレンタサイクルなどの店もならび、観光地の雰囲気がすごい。

しかし、日曜日なのに閑散としていた。大変だなと思った。

京阪「八幡市」駅前

男山ケーブルと代行タクシー
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エジソン通り

エジソンとゆかりがあるようだ。このあたりの竹がエジソンが発明した電灯に使われたようだ。石清水八幡宮の近くに「エジソン記念碑」がある。
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エジソン記念碑

もともと、歩いて、仁和寺の法師が参ったところ見て行こうと思っていたので、代行タクシーには乗らず、歩いて回った。

 

   

 

仁和寺の法師

徒然草に出てくる仁和寺の法師は、高良神社と極楽寺だけ参って、石清水八幡宮に参ろうと山を登っていく人を単なる山のぼりと思い、石清水八幡宮に参らず帰ってしまう。

極楽寺はかつては、一の鳥居をくぐってすぐにある「頓宮」の回廊の中の頓宮の西隣にあったようだ。今は、「頓宮斎館」のあたりのようだ。

 

頓宮回廊

↓頓宮

↓頓宮斎館

↓一の鳥居

高良神社は、頓宮を出たところにある。

位置は当時から大きく変わっていないようだ。「頓宮」の説明を読むと、頓宮の北の京阪電車八幡市」駅のロータリーまで大乗院などの寺院が立ち並んでいたようだ。法師が勘違いするほど、賑わったのだろう。今はその面影すらない。ロータリーは、静かだった。

多くの観光客がケーブルで石清水八幡宮まで上がってしまうので、訪う人も多くないのだろう。なんとなく寂れ感じだ。

「頓宮」の回廊の柱は色あせていた。人影もまばらだった。

隣接して駐車場はあるが。

 

   

 

裏参道

頓宮を通り、高良神社の前を通り、二の鳥居が見えてくると、右に階段が見えてくる。二の鳥居があるところが、表参道。

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右の上がる階段が裏参道。最初はなだらかだが、登るモノには次にくる見た目にも急な階段が視界に入る。

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どちらを選ぶか?と思うまもなく、足は右へ。裏参道へ向かっていた。階段を登るとすっごく息が切れて苦しい。豊国廟や神倉神社で、階段登りの苦しさを嫌ほど味わった。なのに、登りたくなる。

登っていると、降りてくる人とはよくすれ違う。振り返っても、前を見ても、登ってくる人はいない。

案の定、息が切れて苦しい。ただいいのは、すぐ回復する。また登れる。そんなこんだで階段を登った。

段数は公式ではないが、調べると550段前後はあるようだ。

豊国廟や神倉神社と同じくらい。これぐらいがちょうどいいかな。

ただ、裏参道は帰るに通る道なんだろう?

 

本殿

石清水八幡宮を歩いて思ったのが、「跡」が多かった。多くのものが現存しない。明治維新の頃の「廃仏毀釈」の影響か?

本殿はしっかりした朱色だった。国宝だからか、明らかに、ここに来るまでに見たのとは全く違った感じだった。

石清水八幡宮本殿
石清水八幡宮本殿
そのその横にある建物は、葺いていたものがとれて、屋根の地が見えていた。

↓本殿横にある建物。

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災害の跡がまだ

また、昨年の災害で倒れたり、崩れたりしたものを修理中のようであったり、まだ手付かずのような感じのものを多く見かけた。

歩いていても、橋の欄干や建物が、応急処置した跡見え見えで、「どうしたんだろう?」と残念気持ちと、今の流れで仕方ないのか?

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山も荒れていた感じが。
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ケーブル男山山頂駅

工事の人が昼食を摂っていた。

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展望台に上がる階段。これは急だった。手すりをもって上がらないといけなほどだった。降りるときはなお大変だろうと思う。
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展望台

眺望はいい。

京都の方面がよく見えた。比叡山かなと思う山遠く見えた。

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展望台から石清水八幡宮の敷地への入り口
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昭和レトロ感

昭和レトロな雰囲気のある食事処。子供頃よく行った服部緑地レストハウスに似ていた。懐かしい造りだ。
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 石清水八幡宮を歩いて、なんとなく、なつかしい昭和を感じた。パットみて昭和的というのではなく、歩いて見えるものひとつひとつの印象が重なって、懐かしいの昭和の雰囲気を感じた。

表参道

表参道は緩やか。参拝するときは、こっちを上がったほうが楽だと思う。

 子供が走って上がっていた。

この様子を見て、裏参道を登ってよかったと思った。裏参道を上がった方が苦労して参拝した感じがある。

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七曲がり

   

 

走井餅

走井餅 が有名のようだ。一の鳥居の手前に走井餅の店で、食べることができる。 帰りに立ち寄った。 「走井餅」聞いたことがあると思っていた。店に入って、メニューにあった説明読んで思い出した。 東海道五十三次の大津宿の絵が走井餅の店だった。石清水八幡宮は、読んで字のごとく水が綺麗なところという印象がある。綺麗な水のところで作るのが走井餅のようで、水のきれいなこの地が、大津から引き継いで、いつのまにかこちらの方が長くなったようだ。250年。

走井餅老舗
抹茶と走井餅2個で600円。他にもアジサイ餅などもあった。

メニューでは400円とあったが、抹茶代、餅代は別だった。見落としかな?

 

 

仁和寺の法師のようにならないように、できるだけ歩いて回ったが、残念ながら、見落としているところが幾つかあった。