建仁寺(けんにんじ)けんねんさん  「puzzling English operating instructions」を探して行ったけど・・・。 2019(01)0607

 建仁寺は、よく利用する。変な言い方だが、通り道として利用している。建仁寺付近を歩いていると、いつの間にか建仁寺の境内につづく道を歩いていることがある。 

境内は、広くて、木立がいい間隔で立ち並び、よく手入れされている。四条通りの人混みの中を歩いたあとにここを歩くと、ほっとする。

建仁寺 望闕楼(ぼうけつろう)

また、人もそこそこいるが、混んでいるという感じはない。駅から近い上に、花見小路通につながっている。自然と人通りは多くなる。

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本尊は釈迦如来
開山は栄西臨済宗の開祖。臨済宗禅宗建仁寺禅宗のお寺だ。

禅宗といえば、きびしい修行を行う宗派だ。福井県永平寺禅宗曹洞宗永平寺は冬は雪深い福井県にある。臨済宗大本山建仁寺は、祇園と隣接している。おもしろい立地だと思う。

同じ禅宗だが、臨済宗曹洞宗は日本での流れは違うようだ。


今、英語の京都の案内本を読んでいる。

Lonely Planet Kyoto」。わりとわかりやすい英語で改定あるので、読める。

Lonely Planet Kyoto

Lonely Planet Kyoto

 

 東山の紹介のなかで、「建仁寺」を紹介していた。
その紹介で、最後にHōdōと紹介しているおそらく「法堂(ほっとう)」のことだろう。そこの紹介で、ちょっと興味を持った。それがこれ。

Access to the Hōdō is via two gates with rather puzzling English operating instructions (you’ll see what we mean).

この赤文字の「puzzling English operating instructions 」とは、どんなだろう?。見てみたい。

しかし、この本が出たのは2015年。四年前だから、もう、ないかもしれない。そう思いながら、建仁寺向かった。途中、色々誘惑があり寄り道した。

拝観料五百円。

建仁寺内もとても広い。そして、観光客も多い。
日本観光客、修学旅行生、海外からの観光客など。売店があった。賑わっていた。

   

 

入ってすぐのところに、ビデオ室がありその横にレプリカだが風神雷神図屏風があった。江戸時代の俵屋宗達の作。

三十三間堂の仏像の配置変えに参考にされたそうだ。三十三間堂は、仏像の配置が長年の間に変わってしまったようで、それを今、正そうとしているというのテレビで見た。風神雷神像に関しては、建仁寺の屏風絵を参考にしたそうだ。三十三間堂では、向かって右が雷神で、左が風神。それを、この絵のように、右が風神、左が雷神に変えるとのこと。言い方が悪いが、雷神像に後ろに1箇所だけ尻尾のように伸びているところがある。それが、今は、真ん中の中尊とは反対の方向いている。顔は、内側を向いている。彼らは、御本尊様の使いのような感じだから、御本尊様を中心考ええると、尻尾は御本尊様に向いて、顔は外側を向いている方が自然。それの方が意味的にあうとのことだった。この絵と仏像の感じは違う。テレビで見た三十三間堂の像を見ると、この位置がいいと思える。

見ていてユニークな風神雷神の表情がユニークで動きがある。

風神雷神(建仁寺)

 

「Hōdō」は「法堂」。

日本人でも「法堂」は「ほうどう」と読んでしまいそうだ。パソコン入力も「ほうどう」だ。

「法堂(はっとう)」の天井には見事な龍の絵が描かれている。見事だと思う。うまくフィットしている。しかし、21世紀のものだ。

双龍図



双龍図
あらかじめ予習せずに行った自分は、一瞬当時のものかと勘違いしかけた。

説明を読めばわかることだったが、説明書きのところは人だかりで、近寄れない。文字もとても小さそうだった。

しかし、少し離れたところに、英語で書かれた説明があった。

それによると、この絵は2002年、建仁寺創建800年の記念に描かれた。大きな絵なので、描くときに、使われたのは北海道の小学校の体育館だそうだ。

後の記録にと、何気なくその写真を撮った。

もう、その時は当初の目的の「 puzzling English operating instructions」を探すことは忘れていた。

後で、目的を思い出して、 この説明書のことかなとも思った。ゲートにある取り扱い説明だから、違うだろう。英語も普通のようで、なんか違和感ある。回りくどい言い方をしているようで、単語の使い方も、違和感がある。ネイティブの人から見るとどうなのだろうか?

それよりこれかな?

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日本人的には、言っている意味はよくわかる。海外の人からするとどうだろうか?なんとなく、おかしい英語だと思う。特筆するほどのことはないと思う。日本の英語ならありえることだ。ネイティブの人からするまた違うのか?もっと他にあったのだろうか?

是非とも、見てみたかった。

 

   

 

建仁寺は、今回初めて中に入ったが、ゆったりしてて、ゆっくりできそうなので、また、行ってみたい。

歩いたあと、喫茶店で500円のコーヒーを飲むより、ここで、庭を見ながらのんびり休憩する方が、休めるかもしれない。

面白い名前の庭もあった。

「◯△□庭」これは誤植でもまちがいでも冗談ではない。意味がある。

単純な三つの図形は宇宙の根源を示す、禅宗の四大思想(地水火風)を、地(□)水(◯)火(△)で象徴したものとも言われている。 建仁寺案内パンフレットより。

売店の横の小さな庭だが、存在感があった。

〇△□乃庭

 

あとは、撮った写真を紹介。建仁寺のいい雰囲気を味わってもらえればと思う。

↓潮音庭

潮音庭 建仁寺
大雄苑
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大雄苑 建仁寺
社務所 入り口
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↓勅使門
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↓三門(望闕楼)

三門(望闕楼)




三門(望闕楼)

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他にも建仁寺にはお寺がたくさんある。

 

建仁寺(けんにんじ)は、京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派大本山の寺院。山号を東山(とうざん)と号する。本尊は釈迦如来、開基(創立者)は源頼家、開山は栄西である。 京都五山の第3位に列せられている。俵屋宗達の「風神雷神図」、海北友松の襖絵などの文化財を豊富に伝える。山内の塔頭としては、桃山時代の池泉回遊式庭園で有名であり、貴重な古籍や、漢籍・朝鮮本などの文化財も多数所蔵していることで知られる両足院などが見られる。また、豊臣秀吉を祀る高台寺や、「八坂の塔」のある法観寺建仁寺の末寺である。

寺号は「けんにんじ」と読むが、地元では「けんねんさん」の名で親しまれている。

なお、しばしば日本最初の禅寺と言われるが、これは間違いで博多の聖福寺が最初の禅寺である。 (ウィキペディア建仁寺」より)