仁寺の境内をあるいていると、アジサイ?と思う案内ポスターがあった。
建仁寺内は、関係ある寺院や同派の寺院の特別公開など催事を紹介するポスターが掲示されている。
建仁寺は入り口がいくつもあって、通り抜ける人や境内を散策する人もそこそこいるのでなはないかと思う。当然お参りするひとも多い。建仁寺境内は、広告の場と利用しやすい。
建仁寺に入ろうと入り口近くまで、行ったところに、霊源院のポスターが掲示してあった。
写真入りで、一見して「アジサイ」と思った。
「甘露庭」や「甘茶の庭」とも書いてあったが、お茶のことだと思った。
行って話を聞いて「甘茶」という花があって、ガクアジサイによく似ているとのこと。
区別がつかないほど似ている。
霊源院
大きいお寺ではなかった。
拝観料を玄関で払い、和室が二つ三つ繋がっていてその先は甘茶の庭。
狭い、これで500円かな?と思った。
行った時は、説明をお寺の人がしてくれるようで、その説明が始まっていた。
みんな座っていた。そこそこの人が来ていた。
ある人は縁側に、ある人は縁側の続きの和室に座っていたり立っていたりして、甘茶の庭を見ながら説明を聞いていた。
横には茶室が「甘茶の庭」に面してある。和室からは、にじり口を通って入るようになっている。この日は、500円払えば、茶室で甘茶が飲めた。茶室もそれほど広くないので、順番待ちがあったようだ。
↓こんな感じ。
「甘茶」は仏教に関係のある植物で、4月8日のお釈迦様の誕生日にお釈迦様の誕生をあらわした誕生仏かけるのが「甘茶」。甘茶の若い葉を蒸して揉み、乾燥させるようだ。砂糖を使わないが、甘いそうだ。植物の「甘茶」にはフィロズルチンという甘味物質があるようだ。この甘味物質が、ショ糖の100倍以上の甘さがある。あまり量を飲むのはよくないようだ。濃すぎる「甘茶」を飲んで中毒症状を起こした児童がいたとウィキペディアに書いてあった。アジサイは中毒をおこす。
庭一面に「甘茶」が咲いていた。この中の塔の石碑のあたりに、一、二株アジサイがあるとも言っていた。
説明で、奥の高い木が??(仏教で有名な木だが名前を忘れた。)、そして、写真左の木が無憂樹(ムユウジュ)のようだと言っていた。
説明では「甘露庭」は、なくなり、枯山水ようにな庭になり、「甘茶」は奥のほうに固められるようだ。こうして、「甘露庭」をみることができるのも、今年が最後だと言っていた。集客力のあるものを減らして、本来の宗教の色を出そうとするように聞こえた。特別公開は 6月16日(日)までとのこと。
甘茶(あまちゃ)は、ユキノシタ科の落葉低木落葉性の低木アジサイの変種である。
アジサイ科のガクアジサイと酷似しており、間違われる事が多い。 アマチャ[1](学名:Hydrangea macrophylla var. thunbergii)。
また、その若い葉を蒸して揉み、乾燥させたもの、およびそれを煎じて作った飲料のことも指す。ウリ科のつる性多年草であるアマチャヅルの葉または全草を使った茶も甘茶ということもあるが、前者の「アマチャ」を使った甘茶が本来の甘茶である。(ウィキペディア「甘茶」より)