京都を散歩して終点は、四条河原町。ここから阪急に乗って大阪に帰る。
大抵、阪急電鉄京都河原町駅から特急に乗って終点の大阪梅田駅まで乗って帰る。阪急で大阪に帰るのが一番楽だ。始発駅だから座れる。
この日も、散歩して京都河原町駅に着いた。ホームでは今まさに特急が発車しようとしていた。席は満員だった。立っている人もいた。これを過ごして次の特急に乗ろうと思った。が、電車の発車表示板には2番線に12時41分快速特急の表示があった。
快速特急京とれいん
阪急電車の京都河原町駅の2番線はホームをずっと大阪方面に歩いたところにある。改札口から一番遠いところにある。そこにまで歩いて行った。もう、快速特急 快速特急京とれいんが停まっていた。見た目は阪急電車の基本色の電車だが京都をイメージさせるデザインが施されていた。停まっていたのは「京とれいん 雅洛」。「雅洛」は今年3月から運行を開始した。
内装は全く違ていた。京町屋をイメージしたものようだ。電車の中とは思えないものだった。席を少なめにして、空間を広く取り、広々としていた。席にも色々と工夫がなされていて、丸窓の下に庭をを思わせる木の囲いに小さな木をおき、通路隔てその木と円窓から見える景色が楽しめる。ロングシートは座布団が置かれたようになっていた。別の車両ではひとり席と反対側に3人が座れる座席を窓向きに設置してグループでも個室の雰囲気が楽しめるようにしているなど、色々なバリエーションがあった。見て回るだけで面白くい、一通り先頭車両まで歩いた。車内を歩くと、木造の旅館など建物の中を歩いているような感じになった。
6両編成の車両ごとに造りが違うように思った。
下の写真は動画から取ったもの。
見にくいかもしれない。雰囲気は伝わるかと思った。
京とれいんダイヤ
快速特急は、土日祝に適用日に運行されるようだ。その期間は、一時間に一本。京都河原町からは10時から16時の間の毎時41分の発車だ。2分前の39分に通常の特急が出た後だ。
大阪梅田からは毎時32分。普通の特急は2分前の30分に京都に向けて出発した後。
特急が出た後に、しかも、2分後にまた特急が出るのはなんか変な感じがする。
仕事などで急ぐ人や興味のない人は、2分前の特急に乗ってもらい、観光や興味のある人時間に余裕がある人は乗ってくださいと言う、利用者の目的を分けたダイヤだろう。途中の停車駅は通常の特急より少ない。
普通の特急は、烏丸、桂、長岡天神、高槻市、茨木市、淡路、十三と8駅停まる。
快速特急Aは、烏丸、桂、淡路に停まる。「雅洛」は、十三にも停まる。
律儀に大阪梅田駅到着は2分前特急の到着の2分あと。ゆっくり走る特急だ。これら、追加料金なしで乗れる。
普通の会社なら指定席を設けて、追加料金をとるだろう。追加料金を取ろうとすれば、こんなゆったりした内装もできないだろうが。
阪急らしいと思った。
あとから知ったが、車内にはWi-Fiがあり、車内で「雅洛」のサイトを見るとと走行中の電車先頭車両からの風景が見れるようだ。
車内の様子を少しスマホで動画を撮ってみた。