京都一周トレイル 東山コース 伏見・深草ルートの続きを歩こうと向かっていると、
通りに面してお寺の入り口があり、そこには何かありそうだと、少し覗き込むと、
「源氏物語ゆかりの地」の真新しい看板を見つけた。


お参りしてみることに。


宝塔寺は極楽寺という寺院を前身とする。極楽寺は平安時代前期に藤原基経により発願され、その子時平によって完成した。かつての境内は宝塔寺の西側、深草大門町一帯と想定されている。『源氏物語』の「藤裏葉(ふじうらのば)」の章において、極楽寺は光源氏の息子である夕霧と内大臣の和解の舞台となる。夕霧はいとこの雲居雁(くもいのかり)と相思相愛であったが、雲居雁の父である内大臣はふたりの仲を阻んでいた。しかし夕霧と雲居雁の祖母であり、内大臣の母である大宮の法要のために一族がこの極楽寺に集った際に、内大臣が譲歩の姿勢を見せたのである。この後、夕霧は内大臣家の藤の宴に招かれ、雲居雁との結婚が許されることとなる。
極楽寺跡の範囲でこれまでにおこなわれた立会・詳細分布調査では、深草大門町付近で平安時代や中世の遺構・遺物を確認している。平安時代の遺物として九世紀後半頃の瓦や緑釉(りょくゆう)陶器水注が出土しており、極楽寺に関連すると思われる。特に緑釉陶器水注は珍しく、藤原氏とゆかりの深い極楽寺の繁栄を偲ばせる貴重な遺構である。
藤原時平と言えば、菅川道真を大宰府に左遷させて張本人かな?
この辺りは、いろいろな遺構や史跡がたくさんある。
四脚門

鬼瓦
ちょっと屋根鬼瓦が気になった。
鬼の顔が少しづつ違う。



方丈(寺務所)に入る門の鬼瓦




なんとなく気になった。
寺務所の横の建物(客殿)で工事をしていた。

何の工事が聞くと、瓦の葺き替えとのこと。
このお寺の瓦はちょっと興味が惹かれた。
四脚門から仁王門
四脚門をくぐると、ずっと先に、朱色に彩られた仁王門があった。


仁王門前あたりから振り向くと、眺めがいい。
仁王門
「深草山」と書いていあるのかな?
宝永八年(1711年)十八世日実上人代再興松平紀伊守信庸の助資あり、右

仁王門には、大きな朱色の提灯がかけられていた。


この反対側は、

本堂
仁王門を過ぎると、本堂。
本堂へ上がる階段があるが、その手前を左に行くと、寺務所がある。



階段を上がった。
本堂
他と違って、なんとなく本堂の前の縁がひろいような感じがした。
ここは、靴を脱いで上がった。


多宝塔
本堂に向かって右には多宝塔があった。







浄行菩薩
本堂前に手水舎にあった。


七面大天女
本殿前には
「七面大天女」という碑があった。
本堂横には、長廊下の下から続く道があった。
宝塔寺の境内図では、鬼子母神・像尊本尊までしか書かれていなかったが、
さらに先があり、先ほどあった「七面宮」まで続いていた。
これが、先ほど本堂前にあった「七面大天女」のを祀る社でだろう。
七面大明神(しちめんだいみょうじん)は、七面天女とも呼ばれ日蓮宗系において法華経を守護するとされる女神。(ウィキペディア「七面天女」より)

「七面宮」参道という看板もあった。

渡り廊下の上に、太鼓があった。
今でも使われているのだろうか?



渡り廊下の下をくぐり、階段をあがっていった。


鳥居が見えてきた。

鬼子母神

鬼子母神の前から、七面宮参道を離れて、少し行くと、像尊本廟がある。

この像尊本廟の前の道を降りると、多宝塔の横の墓地に出るような感じだ。
鬼子母神の前から、さらに上がって行く。
また鳥居が見えてきた。
ここが七面宮かと思ったが違った。
階段はさらに続いていた。


先の階段の上が七面宮。

最後の階段を上がっていると、うしろがざわざわしてきた。
そして、すごい勢いで近づいてきた。
振り向くと、子供たちと付き添いの人か大人が駆け足で上がってきた。
階段を上がり切る寸前の自分の前を子供たちが通り過ぎた。
一番下から駆け足で上がってきたのだろうか。
それもなら、そこそこ大変だ。
自分には到底できない。
なんの練習なのだろうか?
七面宮を参拝して、渡り廊下のところまで降りてきたとき、先ほどの子供たちの関係の人か、「すみませんね。騒がしくて」かそんな感じの声をかけられた。
自分は会釈だけして通り過ぎたが、
何なのか聞いとけばよかったかな。
七面宮




そして、
馬の像があった。

上りはここまでのようだ。
地図を見るとこの上に野球場みたいなところがあって、
さらに先に行けば、
伏見・深草ルートがある。
そこはこの日通らないかった道がある。
このお寺は、お賽銭を入れる所がなかった。
お参りするときは、必ずお賽銭を入れるのだが、
少しでも、お礼の気持ちを思い、寺務所を探した。
そこで、些少ながらの気持ちで御朱印を求めた。
これも、一つの縁。
地図・アクセス
京阪電車「龍谷大学前深草」駅から徒歩約10分。
JRだと「稲荷」駅が一番近い。
稲荷駅からだと徒歩約13分
伏見の深草の街中を歩くのもいい感じだ。