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「えびす」さん
2019年1月撮影
京阪「祇園四条」駅を降りて宮川の通りから曲がって筋に入り歩いていると神社があった。恵美須神社。初めて行った時は、京都にも恵美須神社があるのかと、ちょっと違和感を感じたことがある。
えびす神社は大阪か西宮かと思っていた。
しかし、本を読んで知った。意外と京都えびす神社は関係があるようだ。
えびす神社(えびすじんじゃ)は、えびす或いはヒルコ或いは事代主を祭神とする神社。(ウィキペディア「えびす神社」より)
えびす神社には、あまり意識しなかったが、事代主神系と蛭子(ひるこ)系などの系統があるようだ。 名前の文字は、あまり関係ないようだ。
大阪のえびす
大阪では「恵美須」か「戎」と言う文字で表すことが多いだろうか?
大阪メトロの駅に「恵美須町」と言う駅がある。
かつての大阪の家電の町(秋葉原のような町)の日本橋に行くには、その「恵美須町」駅を利用した。
その近所にある通天閣の近くに大阪では有名な「今宮戎神社」がある。
今宮戎神社(事代主神系)
一心寺の北にある「逢坂」(国道)を通天閣を左手に見ながら(西へ)行き、恵比須町を通り過ぎしばらく行くと、「今宮戎神社」の近くにたどり着く。最寄り駅は難関電鉄「今宮戎」駅。なんばからも歩いていくことができる。
通天閣、新世界、なんばが近い、ディープな大阪だ。
2012年1月撮影
1月10日には、屋台が出て、笹を持った人、持っていない人でいっぱいになる。
今宮戎は大阪の人にとっては馴染み深いのではないかと思う。
1月10日は10日戎(とうかえびす)では、「商売繁盛でささもってこい」と囃子が流れ、境内は活気がある。
2012年1月撮影
堀川戎神社 (蛭子系)
少し離れて、大阪天満宮の最寄駅地下鉄「南森町」駅の近くに「堀川戎神社」がある。
阪神高速道路が横を通っている。境内は広くないので、「十日えびす」の日は、高速道路の下を近くの国道二号線までつづく長い行列ができる。
2019年2月
ここは、JR大阪駅のある梅田や歩いて行くことができる。
ビジネス街の中にあるので、参拝する人は、会社関係の人が多そうだ。
同じ大阪の「えびす」神社の堀川戎神社だが、今宮戎神社の聞こえた「商売繁盛で・・・」という掛け声を聞こえなかった。
西宮のえびす(蛭子系)
そして、えびす神社の本社の西宮神社でも「商売繁盛・・」とは言わない。この神社の名前には「えびす」が、名前についていない。笹もない。大阪の戎神社と比べるととても静かな感じがする。
10日えびすの朝の開門神事福男選びは、活気があると思う。
開門と同時に待ち構えていた多くの人が一斉に本殿に向けて境内を全力で駆ける。
2015年1月
京都のえびす
「えびす神社」は、京都とは縁が深くないのかと思っていた。意外と「えびす神社」がある。建仁寺粟田神社にもある。京の熊野三山のひとつと言われる「熊野若王子神社」にも。祇園祭も「えびす」とも関係が深いようだ。
恵美須(ゑびす)神社(事代主神系)
建仁寺の鎮守社の「恵美須神社」。現地にあった案内看板には、社伝にある恵美須神社と建仁寺の関係が書いてあった。建仁寺の開山した栄西禅師が宋(中国)より帰途、船が暴風雨に遭い遭難しそうになったが、海の上に恵美須神が現れ、その加護ににより難を逃れたという。
長くなったので、いったんここで。