修学院離宮 (中) 下離宮と中離宮【京都市左京区】 20250504

 

行ったのは、

修学院離宮の緑がきれいな時期だった。

紅葉の頃はさらにきれいなのだろうが、

まだらな緑に染まる借景の修学院山と、離宮と農家の人が営む農地。

いろいろな緑色がまざりあった景色を見ることができるのは、この時期だけだと思う。

修学院離宮拝観コース一行の後をついて歩きながら写真をたくさん撮った。

下離宮

見学者待合室を出て、下離宮へ


御幸門(みゆきもん)

修学院離宮 下離宮 御幸門

寿月観(じゅげつかん)

御幸門を通り、庭園を少しあがると寿月観がある。

上の写真の階段ではなく、写真の右の方へ、

池の横をぐるっと回る階段を上がった。

庭園の木々の向こうに修学院山。

寿月観の額

修学院離宮 下離宮 寿月観

修学院離宮 下離宮 寿月観

上の写真の一段高くなっている所、ここは天皇の場所。

畳も違うようだ。

畳のへりの模様が違う。

花菱、後水尾天皇が好んでいたようというガイドさんの話が聞こえた。

修学院離宮には、花菱の紋が所々にあった。

寿月観の前にはセセラギがあり、

セセラギの横にある山を模した石があるとのことだった。

 

たぶん下の写真の石ことだと思う。

ガイドさんの声が聞こえたが、人がいっぱいでどれかわからないが、形をみるとこの石のことかなと思う石があった。

たぶん、この石。

これが何の山を模しているかと聞かれたら?

比叡山と応える人が多かったようだが、「富士山」だそうだ。

形は「富士山」っぽい。

 

中離宮へ

下離宮の門を出た。

出ると、広い!

この辺りは下離宮が出たところで、

離宮の中だけどすこし歩けば、離宮を繋ぐ細い道になる。

ガイドさんの話によると、下の写真の真ん中の山が比叡山のようだ。

錆びた鉄塔

比叡山のガーデンミュージアムや電波塔でも撮れないかズームしてみた。

なんと、茶色い電波塔が二塔あった。

比叡山茶色い電波塔

今は使われていないのだろう。長いこと使われず放置されて錆びた感じだ。

山のまだら緑

この時期の山の緑は、まだら。

この時期、湖西線乗っていると緑の濃淡がくっきりした比良山系の山々を見ることができる。

ここの山は、それほどでもないが、緑がまだらな感じだ。

 

比叡山と田んぼ・畑

写真の左に見えるのが上離宮への道。

中離宮への道。

各離宮を繋ぐ道はこんな感じで、道の両側に松の木が植えられている。

この時は、一行からかなり遅れを取ってしまったようだ。

それは、自分だけでなく他数人いた。

後からついてきている職員さんに、遅れないようにと注意を受けた。

 

この辺りも少し標高が高く、

松の木々の間から京都の町が見えた。

 

中離宮

修学院離宮 中離宮門

先に進んだ一行は、上の門の横から中離宮に入っていた。

随分遅れてしまった。

一行は階段を上がり、客殿への門の前で説明を受けているようだ。

客殿入り口門

この門の屋根が変わった作り方をしているようだ。

板を何枚も重ねている。檜皮葺に似ているが、板は分厚かった。

客殿へ

その手前で、松。

松だろう。ちょっと変わった松だった。

客殿

祇園祭の岩戸山と放下鉾が描かれているようだ。

 

霞棚(かすみだな)

大小5枚の棚板が互い違いに配置されているようだ(chatgpt情報)

この客殿の横の、楽只軒(らくしけん)には後水尾天皇の皇女朱宮内親王の為に造営されたようだ。

女性が住まわれる客殿なので、

棚の引き戸の指をかける所が、羽子板のカタチになっているとのこと。

 

 

上の写真の右手に、鯉か鮒の絵があった。

網まで描かれ、網の破れたところなども描かれている。

その裏にも鯉か鮒の絵があって、

どちらかが鯉でどちらかが鮒だという説明があったように思う。

この絵の裏は

両方の絵の上には網がかけられているような感じで、その網の一部が破れているのもわざとのような説明をしていたように思う。

因みに、鯉には髭があって、鮒にはないそうだ。

よく見ると両方とも髭があったので、両方とも鯉だろう。

 

この石のは何という?

客殿の建物の反対方向には、林丘寺に上がる階段の石垣になっている。

林丘寺は、いまでもお寺として営まれているようだ。

石壁の下と林丘寺上がる階段の一段目に、

紐で括られた石が置かれたいた。

林丘寺に上がる階段。

一番に下にひもでくくられた石がある。

これは一種の結界を示すもののようだ。

ChatGptに聞くと「関守石(せきもりいし)」と言うようだ。

お寺の庭園などにも置かれていることがあるようだ。

今度、行くことがあったら、探してみたい。

 

楽只軒(らくしけん)

ここには、後水尾天皇の皇女朱宮内親王のために造営されたようだ。

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青紅葉

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緑がきれいな修学院離宮。このあと上離宮に行った。

 

 

photo.talk-turkey.com