京都街歩き
京都の街は歩いていると何かに出会えることがある。
節分の日、えんま堂に行って、こんにゃく炊きを食べたあと、いつものように京都の街を歩いた。
えんま堂を出た後、北か西か東かどちらへ行こうか迷った。
南の千本通を下る考えはなかった。
西に行って、千本釈迦堂・北野天満宮の方へ行くか?
東に行くか?
東のずっと先には節分会を行っている八坂神社がある。
千本通りを北上するか?
北上して以前行った「おおさか」というカキフライで有名なレストランで早めの食事をして、それからどちらへ行くか考えるか?
えんま堂を出て、自然と近くにある信号(東側へ)を渡った。
そこは「廬山通り」。「廬山通り」を東へ歩き始めていた。
ずっと歩いて、大宮通りで突き当り、一本南の「寺之内通り」を東に向けて歩いた。
京都を歩けば何かに巡り合える。
小川と百々橋(どどばし)の礎石
堀川寺之内を過ぎたあたりに、
「小川と百々橋(どどばし)の礎石」があった。
この橋が知られるようになったのは、戦国時代にこの地を中心として有名な合戦がおこなわれたことによる。とくに応仁・文明の乱(14671477)では、この橋から一条戻橋までの一帯が、西軍の山名方と東軍の細川方との主戦場となった。(案内抜粋)
この近辺を歩いていると応仁の乱の史跡を見かけたりする。
何かと面白い。
妙蓮寺
寺之内通りを歩いていると、堀川寺之内の手前。
この時期にしては珍しく「桜?」を思わせる光景が目についた。
桜?と思われる花をつけた木が目に付いた。
この時期はそろそろ梅かと思っていた。
どう見ても「桜」だった。
Google先生も一旦は「梅」との答え。
10月桜というのがあるようなのだが。
まだ寒い日が続く中に桜を目にできるのはうれしい。
春が近づいているのを感じる。
10月桜は名前の通り10月頃から咲くのだが。
ここは妙蓮寺という日蓮大聖人のお寺だった。
御会式桜(おえしきさくら)
妙蓮寺境内に咲いている桜は、御会式桜というようだ。
御会式とは調べるとAIの答え
日蓮宗の宗祖である日蓮聖人の命日である10月13日を中心に営まれる法要です。
日蓮大聖人が亡くなった10月13日頃から咲き始めて、翌年のお釈迦さんの誕生日の4月8日ころに満開になる桜だそうだ。
山門前の桜。山門前には左右両側に桜の木があったが、山門に向かって右手の桜の咲き方がきれいだった。
寺の人の話では、どうも左右で咲き具合が違うとのこと、なぜだろうかと?
「陽の差し具合かな」と。
右側
左側
こちらの方が花の付き具合が少ない
山門を入って。
広い整備された境内。
本堂前あたりに桜があった。
突き当りは「寺務所」
本堂の前あたりの桜。
本堂前の日蓮大聖人の像と手水舎。
左手から山門や鐘楼と桜。
境内にはいろいろな花が咲く
お寺の人の話では、一年でいろいろな花が咲くとのこと。
藤棚
鐘楼の横には藤棚があった。
梅
本堂の横と寺務所の前には梅があった。
変わった梅で枝がカーブしていた。
寺務所前の梅の木。
本堂横の梅の木
梅の花はそろそろ咲く頃だが、ここはまだ少し先だろう。
まだつぼみが少なく堅そうだった。
咲く頃に見に来てみたい。
後から、京都御苑に行った。そこの梅はつぼみが膨らみ始めていた。
京都御苑ではロウバイも咲きかけていた。
京都御苑の梅は早いかもしれない。
しだれ桜
寺務所前のしだれ桜
寺務所から本堂へ渡る廊下からしだれ桜を見ることができた。
桜だけきれいに撮れるようにと桜の花を模った窓があった。
妙蓮寺椿
寺務所に前あたりにあった。
シーズンが終わり頃なのか、少し黒くなってしまっていた。
べたっとした感じだった。
寺の人の話では、今年はキレイに咲かなったとのこと。
この後、京都御苑で咲いている椿を見た。
京都御苑の椿はキレイに咲いていた。
椿を見て、寺務所入り口は目の前。
拝観するつもりはなかったが、引き込まれるように寺務所の敷居を跨いでた。
境内図
見にくいので見やすいように変形した。
長くなるので、残りはまた別稿で。
地図・交通
市バス「堀川寺ノ内」下車、徒歩約3分(寺ノ内通り西へ70m程)