御蔭祭(御生神事 みあれしんじ) 賀茂祭(葵祭)と一祭の如く不可分の祭祀、賀茂御祖皇大神様の若返りのための、下鴨神社の神事 【京都市左京区】 20240512

 

御蔭神社

御蔭神社は、比叡山の麓の小さいな「御生山(みあれやま)または御蔭山」にある。

「御生山(みあれやま)」は東山三十六峰の一つ。

御影神社は、御生山の木々の中にあり、普段は誰もいない神社。

下の写真は2021年1月8日に撮影。

御蔭神社

御蔭祭の日は、人でごった返していた。

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photo.talk-turkey.com

 

御蔭祭(御生祭)

5月12日に御蔭神社で、御蔭祭が行われる。

御蔭祭は、賀茂御祖皇大神様の若返りのため御蔭山において御生(みあれ)された御神霊(ごしんれい)(新しくお生まれになった荒御魂(あらみたま)[新しい、荒々しい魂])を再びお迎えし御本宮の和御魂(にぎみたま)と御一体におなり頂く祭儀です。

平安時代になると「源氏物語」などに「みあれ詣で」とあるように、新しい生命の息吹を受けて身も心もよみがえるという御生の思想が信仰されていました。

賀茂祭に先だって大御神様の御神威の甦りを祈る、それが御蔭祭です。

 

御蔭祭は賀茂祭と一祭の如く不可分な祭祀で、古くから御蔭祭は旧暦の四月中午日、賀茂祭は中酉日に斎行されています。

(御蔭神社パンフレットより)

賀茂祭は葵祭のこと。5月15日に斎行される。平日なので、今年も行かなかった。

御蔭祭の斎行されるのは午の日、そして葵祭が斎行されるのは酉の日。

このような順番になる。

5月12日:午、13日:未、14日:申、15日:酉

御蔭神社へ

5月12日、御蔭祭を見ようと御蔭神社に行った。

ネットで調べると、9時ころ下鴨神社を出て、11時頃始まるのだと思い、その30分前につくように向かった。

叡電の三宅八幡からずっと御蔭神社に向かった。人影もまばらで、まだやっていないのかと思った。

入口もあたりも人影はなかったが、自転車がたくさんあった。

↓御蔭神社入口。

御蔭神社入口

御蔭神社入口

この入口からのルートは以前通った道、緩い坂を上った。

御蔭神社

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神事は始まっていた。

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入口は人でいっぱい。

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中での神事が終わった頃、神官さんが出てきて、参拝者のお祓いしてくれた。

その横では、御神酒を紙コップに注いでいた。

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お祓いが終わると、一般の参拝者がお参りする。
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お参りが終わると、御神酒の入ったコップをもらい御神酒を頂いた。

しばらくすると、装束をまとった人が次々現れて、お参りをしていた。

この人達が、ここに祀られている神具や神様を運ぶ。
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この時、上がってきた道は空いていた。
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お参りをした人は、参道で神様が通られるのを待つようだ。
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境内は人でいっぱい。
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いよいよ進発。

名前を呼びそれぞれ神具を持たせて、進発する。

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神様の唐櫃。
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御生神事

神具などが、運び出された後、いよいよ神様の進発。

その前に、本殿中では神事が行われた。

これが「御生神事」だろう。

時間はほぼ12時、午の刻。

パンフレットにも正午(午の刻)に御生神事と書かれていた。

この儀神秘とも書かれていた。

幕を下ろしたうえ行われた。

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進発

そして御神体が進発。
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参道は人でいっぱい。
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あとは

神様が進発されたあと。まだ少し人が残っていた。
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追いかけて

神様の列に追いつくか?

追いかけた。
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鳥居まで降りてきて、上がってきた方向とは逆に進んだ。
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上がりきると、住宅地と駐車場だった。
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赤の宮神社へ進
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次は路地祭

下鴨神社へ直接行くのではなく、路地祭が営まれる「赤の宮神社」に立ち寄る。

聞いてみると、一度「赤の宮神社」に寄り、新しい魂荒魂をお鎮まり頂くために、休んでいただき踊りを供するするようだ。

追いつけるか?

見送った後、赤の宮神社へ向かって、叡電の三宅八幡駅から電車に乗った。

お守りを買った。滅多に買えない。

普段は無人のこの神社。

この日は、お守りや授与品を買うことができた。

八咫烏のお守りと箱に入った授与品が2種類。

八咫烏のお守りは2,000円.

見間違いでなければ、他は1,000円と2,000円の授与品があった。

ちょっと高いが、神様が降りてくる神社で買ったお守り、それだけの価値がある。

買えるのは、この日だけ。

ありがたくお守りを買った。

御蔭祭のパンフレット。

行く前に、この祭は時間がわからず。

結局、下の写真にあるような神事を見ることができなかった。

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雰囲気は、感じることができて良かった。

今度5月12日が週末に当たるのは、何年か先。

次来ることができるのは、5年先になる。

パンフレットに書かれていた御蔭祭の予定は。

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この神社は無人、普段は何も売っていない。パンフレットも置いてない。

「御蔭神社」のパンフレットも滅多に手に入らないと思う。

下鴨神社で手に入るかもしれないが、御蔭神社で手に入れるから値打ちがある。

 

地図・アクセス

電車

叡電:八瀬比叡山口駅から徒歩約12分ほど。

今回は、「八瀬比叡山口」駅のひとつ手前の「三宅八幡」駅を利用した。

以前「八瀬比叡山口」駅に向かう途中の高野川を渡る橋が通行止めで、国道まで出て、八瀬比叡山口駅にいったことがある。かなり遠回りしたのを覚えている。橋は復旧したのだろうか?橋が復旧していれば、八瀬比叡山口駅の方が近いかもしれない。

〒606-0067 京都府京都市左京区上高野東山207