- 京都市バス
- 妙心寺
- 妙心寺白い壁が続く塔頭通り
- 養徳院(妙心寺塔頭)
- 一条通り(妙心寺北)
- 平野神社を出て
- 天神川
- お土居
- 再び平野神社近く
- 煙突
- 洗い屋
- 堀川通りせせらぎ第一公園
- 扇町公園
- どうしようか?
- 水火天満宮
- 妙覚寺
- 上御霊神社
- 相国寺七重の塔跡(一所三史跡)
- 京都御苑
- この日の行程
4月の最初の日曜日、桜が見頃、天気も良さそうな日。
この日のために、予定を立てた。しかし、予想通り、一箇所に時間がかかりすぎて、予定より行先を減らして歩いた。歩くだけなら3時間程度のコース。減らしても、歩いて見ると、結果、6時間もかかった。
長いこと歩く予定だったので、少し、早めに家を出た。時間は9時の最初の目的地の妙心寺の退蔵院の拝観開始の時間に合わせてとなった。
妙心寺は以前、仁和寺からずっと歩いて妙心寺の北を通る一条通りを歩いたことがある。一条通りの南にある妙心寺はずっと白い塀がつづき、入るのが拒まれているようで、あまり興味を持たなかった。
しかし、妙心寺はよくテレビで取り上げられる。
テレビを見ているうちに、ぜひ一度は行ってみたいと思うようになった。
京都市バス
阪急「西院」駅を出て、京都市バス91番に乗った。
八時半過ぎに妙心寺前バス停に着く予定。
9時に退蔵院の拝観が始まるので、一番に入って、時間を後の時間有効に使うため。
乗ったバスは空いていたが、座ることができなかった。運転席の後ろ側に立って、外の景色などを見ていると、運転席の後ろには路線図が目についた。
どんな路線があるのか、自分がよく利用する路線は載っているか、先週行った桂川と天神川の合流点家はどの路線に乗ればいいのか、路線図の上を目を走らせた。
路線図には、いつも乗る203系は探すが、なかった。よく見ると洛西営業所とあった。営業所が違うからだろう。
路線図には営業係数のグラフもあった。100円稼ぐのにどれくらいかかるかの係数。
100を超えると赤字と言うことになる。
営業係数が100を切っている路線がない。この営業所の路線全部赤字ということだ。
妙心寺
↓バス停を下りたところに、妙心寺の看板があった。バス停は丸太町通りにあった。
この先ずっと行くと、双ヶ岡や嵐山に行く。
↓南総門
ここが入り口だった。統一地方選挙が近いので、朝早くから選挙カーが通っていた。
日曜日の朝、9時前なので、静かだ。いい雰囲気のお寺。
↓山門
妙心寺白い壁が続く塔頭通り
一条通りへ行く道すがら、妙心寺はたくさんの塔頭がある。その塔頭の白い壁が道の両側に続いていた。歩いてみると、意外といい感じだった。
塔頭の白い壁越しに青もみじが顔のぞかしていた。
養徳院(妙心寺塔頭)
御朱印の案内を出している塔頭があった。
中に入ってみると、本堂がない、建て直し中。
入口の横に御朱印を授与所があった。
ここの御朱印は人気があるのか、先客があった。御朱印だけでなく、お札のようなものもあった。
書き置きの分だと決まった分しかないが、書いてもらう分は季節の御朱印があるようだ。
一条通り(妙心寺北)
塔頭の白い壁が終わると、もうすぐ一条通り。いつか歩いた道。よく覚えている。
平野神社を出て
平野神社横の平野通りの桜もキレイに咲いていた。
天神川
Googleマップの通りに歩いたつもりだった。
このあたりで道を間違った。方向はあっているので気にせず歩いた。
天神川があった。北野天満宮より北の天神川。
天神川に架かる橋。傾斜がついた橋、珍しい。本当はここ橋を渡らないと行けなかった。
お土居
歩いていて、どうも方向がおかしいと思っていた。Googleマップを見ると、真反対の方に歩いていた。
曲がる道もないので道なりに住宅が建ち並ぶ道を歩いていると、丘が現れた。
お土居だった。
芝生のきれいな丘だが、上がってはいけない。
お土居の向こうにも建物があった。
お土居に肩を並べるように古い民家があった。
再び平野神社近く
突き当たる北野天満宮に北の道。その先には平野神社が見えた。戻ってきてしまった。
煙突
さらに歩いて。
寺之内通りを歩いて、うろうろいていると。
ここでも曲がらなくていい角を曲がったようだ。
太い煙突が目についた。
銭湯の煙突にしては、太く短いと思った。煙突のあたりウロウロした。
やはり銭湯だった。もう営業はしていないような。
明治湯という銭湯だった。Googleマップで調べると「閉業」となっていた。
Googleマップの経路に戻ろうとしていると、洗い屋さんの看板が目についた。
洗い屋
「洗い屋」さんは京都ならでは仕事だと思う。
「京都人の密やか愉しみ」で、「洗い屋」さんの後継が進路で悩み後を継ぐと決心するドラマがあった。
古い木造の建物や建具を、洗う仕事。キレイにするだけでなく、周りの様子に合わせた洗いをする。
堀川通りせせらぎ第一公園
堀川に出た。
ここは、上御霊前通りと堀川通りの交差点。
堀川通りの中央分離帯は「堀川せせらぎ第一公園」になっていた。
この先にも第二、第三とあるのだろう。
紫明せせらぎ公園もこの北の先あるあるはず。
おそらく紫明通りにつながり、紫明せせらぎ公園がこの先にある。
扇町公園
その交差点の北東角に、公園がある。
扇町公園と言うようだ。大阪の北区にも扇町公園がある。
どうしようか?
ここでひとつ迷った。
このまま堀川通りを「せせらぎ公園」を数えながら南下して、阪急電車「大宮」駅から帰るか?
まっすぐ東へ、上御霊神社へ行くか?
迷った。
ここで歩き出してから、4時間半ぐらい。ちょっと疲れてきた感じがある。
すこし、どうしようか、あっちこっちの方に歩すすめかけてはやめ、少し迷った。
堀川通りを南下してもこの先にあるのは、二条城があるていど、東にすすめば何か他にもあるかもしれないし、ここまで来たら、せっかくだから、もう少し歩きたいと考え直した。
水火天満宮
東に向かって歩き出てよかった。堀川通り上御霊通りこ交差点の北東角にの公園内に、「水火天満宮」があった。
公園の向こうに小さく見えた。
鳥居の上に花をつけた桜の木が見えた。なにかやってそうな感じだ。
すこし、迷ったが、公園内にはいった。
立ち寄ってよかった。
小さな神社だが、境内に真ん中には大きな桜の木が境内を覆うように枝を広げていた。
桜のきれいな神社だ。
桜の木の下には、拝殿の舞殿と本殿が一緒になったような本殿。
手前には稲荷神。
公園側から入る石の鳥居は背の低い自分でもくぐる時頭を下げるほどの低さ。
正門は堀川通り沿いにある。
この日は、「桜花祭」が執り行われていた。和装の人たちが桜の木の下で語らいあっていた。
堀川通り沿い。
こじんまりしているが、雰囲気の良いお寺だった。
上御霊神社に向かって歩き出してよかった。
妙覚寺
上御霊前通りを上御霊神社に向けて歩いた。
ひたすら歩いた。歩いていると、キレイに咲いている桜が目に止まった。
上御霊神社
相国寺七重の塔跡(一所三史跡)
上御霊神社を出て。南下。ここでもまた道を間違えて少し大回りした。
鴨沂高校の跡地に立つホテルの工事の塀に沿って歩いた。その先は、相国寺の境内。若い人が目に付くようになる。同志社大学も近い。見慣れた相国寺へ続く上立売通りを相国寺と反対方向に歩いた。
目指すは、相国寺七重の塔の跡。碑だけがあるだけだと思うが、どのあたりにあるのか、見てみたかった。
今出川通りが見えだしたところに、相国寺七重の塔の跡の碑があった。
四角の碑には「此付近西郷隆盛邸跡」、
右面に「此北西相国寺七重塔跡」とあった。
西郷隆盛の方が有名で人気があるから、碑の正面が西郷隆盛なのだろう。
このあたりに西郷隆盛の家があった。
さらに左面には、
「湯川秀樹一家寓居跡」ともあった。
湯川秀樹氏の家もあった。
なんとも、一つの碑で三つ。なんと効率の良いことか。
京都御苑
今出川通りを渡り。さらに南下。鴨川に出るか、まっすぐ寺町通り下るか。どうせなら、京都御苑へ行くことに。
最終目的地は阪急「京都河原町」駅へは、少し大回りになるが、
緑がキレイな京都御苑へ、是非あくるべきだと思った。
緑豊かな京都御苑。
赤ちゃんの手のような青もみじ。これから手のひらを広げてるのかな。
松の木に生えた桜の木。
青もみじ
大文字山
寺町御門
丸太町橋の袂から鴨川河川敷に出た。
このあたりで、朝、妙心寺前バス停から、歩き出して、5時間45分ぐらい。
この先は
よく歩いたと思う。道を間違えながらも京都の街中をウロウロ。とても面白い。
車でも、バスでも、見ることができない景色が見れた。
距離からすると、ジョギングで1時間半もかからない距離?車だと20分足らず。
新幹線だと2分もかからないかも。これを6時間かけた。
平安京の周辺を半周した感じになった。
この日の行程
オレンジの線が当時の実際に歩いたコース。
妙心寺(退蔵院)→平野神社→御土居→明治湯→水火天満宮→妙顕寺→上御霊神社→相国寺七重の塔跡→京都御苑→鴨川→高瀬川(木屋町通り)
青が予定していたコース。
妙心寺(退蔵院)→平野神社→船岡山→上御霊神社→相国寺七重の塔跡→吉田山→哲学の道→熊野若王子神社→円山公園しだれ桜