土曜日、弁天ふ頭に向かう道すがらにある会社はすべて休み。
平日は、車や人が行き来するだろう道も、しずかだ。
弁天ふ頭も、同じ。
週末の静けさがあった。
↓安治川、弁天埠頭は、安治川沿いにある。
下はこんな感じ。
船が係留されていて、釣りをする人が数人いた。休日のふ頭の風景。
遠くに、阪神高速湾岸線や、天保山の大観覧車、南港の大阪府庁、
対岸には、ユニバーサルスタジオのホテル群が見えた。
大阪港は、いつ来ても風が強く、iPhoneを持つ手が風に押される。
何かないか、ウロウロして、写真を撮っていると。
一台の自動車が近くに止まった。
弁天ふ頭に関係の会社の車のようだ。
一人おりて、船を係留杭の近くに旗を立てた。
近づいて、「何かあるんですか?」と聞いた。
すると
「これから船がくるから、その目印」と。
さらに「あと10分くらいで来るよ」と教えてくれた。
そして「船から錘(おもり)を投げるから、船がついたら、岸から離れといて」とも言われた。
船が着岸するところを見たことがない。
一度見てみたい。
船の到着を待つことに
船が来るだろうと思うわれる阪神高速湾岸線のある方向を、どの船かなと思いつつ見た。
しばらくすると、小さ船影が見えた。
徐々に近づき、船影が大きくなってきた。
ユニバーサルスタジオのホテル群の前を通り、船の様子がみえるようになってきた。
近くまで、来て船方向を90度変え岸に向かってきた。
近づくにつれ、さらに、船を来た方向に変え。
船の腹が岸と並行になるくらいまでになった。
そのとき、船の上にいた人が、錘(おもり)のついたロープをグルグルと回しはじめ、そして手を離すと、錘(おもり)は岸の深くまで飛んできた。
それを、先ほど旗を立てた人がとって、ロープ引っ張り、係留ロープを引き上げ、先ほど旗を立てた近くの係留柱に引っ掛けた。
船が。さらに岸に近づいてきた。
そのとき、岸の奥にいたのだが、係の人から、投げる人力強いから、錘(おもり)を遠くまで投げるから、もっと下がってといわれた。
もう一つ錘が、船首あたりから投げられた。
その錘(おもり)は、先ほど自分がいた所より、奥に落ちた。
係の人の言うとおりだった。
そこまで、思いっきり投げんでも思うが、そうする必要があるのだろう。
その錘(おもり)のついたロープに括り付けられたいた係留ロープは係留柱に架けられた。そのあと、係の人は船尾のほうに向かって小走りに向かった。
気が付くと、いつ投げられたのか、船尾のほうでも係留ロープが係留柱に架けられた。
船側では、係留ロープを巻き込みはじめ、徐々に船の腹は、岸に近づき、やがて着岸した。
岸側の人は、旗を立てた人の他もう一人の二人で、あっちいったりこっち来たりと走り回っていた。
船の着岸
とても面白いものを見ることができた。
「犬も歩けば棒に当たる」の逆の意味にはなるが、
人もあるけば棒に当たる?ならず、
知らないところを歩くと何か面白を見ることができる。かも。