豊国廟に上がるのは2回目。
豊国廟は阿弥陀ヶ峰頂上にある。標高196m。
豊国廟上り口に立って、上を見上げるとずっと階段が続いている。
この階段の登り降りして参拝する。
しんどいけど、この豊国廟階段を登るのは嫌いではない。
ただ、「上るぞっ!」と気合を入れないといけないけど。
階段の段数は489段、
上り口の標高は、国土地理院サイトでは、
標高102.3m
488段で約90m上がる。
人によっては楽勝という人もいるだろう。
登り坂が苦手だけど挑戦してみたと思う者にとっては、少し気合を入れいる必要がある。
313段上がると、中門がある広場がある。そこまでは、途中秀吉が亡くなった年の数63段ごとに踊り場がある。
↓最初の踊り場。まだまだ階段は続く。
63段と126段と189段と262段。最後は数が少し少ないが61段上がって中門にたどり着く。
↓63段上がって、上り口を見下ろした。
踊り場ごとに、休みをとって、息を整えて上がっていった。
中門
標高約165m(国土地院サイト)
本当はこのあたりに、秀吉の墓があったという話がある。江戸時代になってこの辺りは荒廃した。明治天皇の意向で、再興することとなった。200年で歩いて果てた地墓の跡もよくわからなくなったのだろう。阿弥陀が峰の頂上を秀吉の墓ということで話が進んだのだろう。頂上までの計画が完成して、工事の途中でこの中門のあたりが秀吉の墓所だったとわかったが、工事をやめられず今のようになったと、聞いたことがある。
ただ、中門だけは、追加で設けたのではないかと想像してみた。結果、中門以降の階段が急で踊り場がなくなったのではないかと想像してみたりした。
中門のあたりは、薄暗いが広く、何か墓所があってもおかしくないような場所だった。
そこからは、階段が急になる。当初は、中門はなく、緩やかな階段がつづく予定だったかもしれない。
↓中門
中門からは、
一気に172段。踊り場はない。少し急な階段だ。標高差約30m前後。
同じ日若い人が後から上がって来た。楽々と上がってきた様子だった。
昔から、登りは苦手だった。ハーァハーァと今にも倒れそうな息遣いになってしまう。しかし、これもしばらくすると、普通になる。
肺に残っているタバコで汚れた息がすべて吐き出されたような気持ちにもなる。
豊国廟(阿弥陀ヶ峰頂上)
上ったご褒美として、
紅葉の頃の清水寺
先日行った将軍塚の西展望台
御所や京都の街。
上の写真でも伺えるように雨かなと思わせる空だった。これもしばらくすると青い空が広がる冬の天気だった。
下りは少し怖い
登りは体力的にしんどいが、下りは精神的にしんどい。
頂上から階段を降りようと下を見たとき。
初めてスキーに行ったとき、少し高いところからに、見た雪の斜面を思い出した。
急だ。
手すりもなく、中門からは上の階段の幅が30cm(靴の長さ)ぐらいしかないので、
足を絡めたり、つまづいたりして、バランスを崩すと、
まっしぐらに中門までは転がり落ちてしまいそうな怖さがある。
慎重に一段づつ、足を下ろしていった。この日も足と足が絡みかけ、
一瞬ヒヤッとした。
中門から下は、階段の幅も広くなり少し緩やかになる。ここからは、少し楽に下りることができた。
まずは話を聞いた方がいいかも
豊国廟に上がる前に、今回も神札授与所に立ち寄って、100円支払った。
御朱印も買った。
外から見ると無人のようだったが、人がいた。
上り口にもお金を入れるところがあるが、ここには係の人がいるので話が聞ける。
御朱印やお守りも変えたりする。
Googleマップにも乗っている情報かもしれないが、人づてに教えてもらった情報は、価値あると思ってしまう年代だ。
豊国廟に上がり少し歩くと、清水寺が見えると教えてもらった。
木がうっそうと茂った豊国廟では眺望は望めないと思っていたが、
実際に上がって、言われたところに行くと、
本当に紅葉の清水寺が見えた。御所も見えた。
さらに、東山山頂の清龍殿の西展望台も見えた。
ラッキーだった。
将軍塚との位置関係はこんな感じなのかと見上げた。
西展望台からも豊国廟が見えたのだろう。
同じところだが、行く度に新しい発見がある。
行く前に事前に調べたりせず、気の向くままに歩く、ふらふら散歩は面白い。
Googleローカルガイド
今回もGoogleマップに、豊国廟「中門」や、秀頼の息子の国松の墓の場所の追加や、一の鳥居の場所の変更などをした。
最初に豊国廟に行こうとGoogleマップを頼りに歩いて、結局行けなかったことがある。
豊国廟廟の平面で一番近い場所、阿弥陀ヶ峰の北に出た。結局行けなかった。
豊国廟は阿弥陀ヶ峰の西からら上がるようになっている。その後初めて行った後、Googleマップに神札授与所の場所あたりに「豊国廟案内所」だったかで登録申請して承認された。
この前を通って豊国廟の上り口に行くので、一つの目標になればと思った。
今は、Googleマップで豊国廟の経路を検索すると、ちゃんと経路が表示されるようになっていた。あれから色々な人が道追加したりしたのかもしれない。
Googleローカルガイドは、Googleマップの作製に加わっているようで、面白い。