7月17日、京都では祇園祭の前祭の山鉾巡行がある。
↑2017月17日 月鉾と横を通る鶏鉾
7月に入って、10日ごろ、
今年の祇園祭の山鉾巡行は中止だろうと思っていた。
祇園祭の山鉾巡行はないが、山鉾町によっては山鉾を建てるところがあると言うニュースをみた。
前祭・後祭合わせて34ある山鉾うち18の山鉾が建つ。
技術の継承のためのようだ。
昨年、祇園祭の山鉾巡行は、新型コロナの影響で、中止だった。
2年続けて中止となれば、祭り準備から巡行の段取りや囃子のレベル維持などが難しくなるのだろう。
7月17日は土曜日、行くことにした。行ってさっと帰ってこようと思った。
解体の様子も見れればラッキーかとも思った。
十数年前、仕事で行った時、山鉾巡行の日で、白楽天山が目の前で、手際良く解体されるのをみた。もう一度見てみたい。
函谷鉾
17日の9時前に四条烏丸に着いた。
地下から上がると、この時期にあるべきものがあった。
函谷鉾。祇園祭の京都に行って必ず最初に目にする鉾。
例年なら巡行が始まる時間、四条通りはとうの前に、通行どめになっている。が、今日は、バスや車は普通に信号待ちしていた。
祇園會
地下鉄駅から上がると、
上がった反対の歩道を「祇園會」の旗を持った一団が御旅所のある方向に向かって歩いていた。
囃子の音が聞こえていた。
烏丸四条の交差点あたりでは、東から西に視線を移すと、東に長刀鉾、函谷鉾、月鉾が見回せるせる。
東の長刀鉾、
函谷鉾
月鉾
囃子の音は月鉾から聞こえてきたものだった。
函谷鉾も準備万端でもう少しで囃子が始まる感じだった。9時ごろ始まるのか?
鶏鉾
月鉾に行く手前にある室町通りには鶏鉾がある。ここも鉾が建っていた。
鶏鉾も囃子を始める準備ができてもうすぐ時始まりそうだ。
周りには、片付けの人が待機していた。倉庫の扉も開いていた。
白楽天山
鶏鉾を過ぎて、さらに室町通を歩くと、白楽天山がある。
こちらは解体がはじまっていた。車輪がなかった。
9時過ぎ
白楽天山から鶏鉾
岩戸山
昨年も行った町屋喫茶店が会所になっている岩戸山へ行った。
岩戸山は、新町通り。しかし、岩戸山は建っていなかった。
ここは何もなった。町屋喫茶店の会所では展示をしている。
船鉾
岩戸山前から四条通りに新町通りを戻った。
この辺りは月鉾や鶏鉾の囃子の音も聞こえない。
歩いていると間近に囃子の音が聞こえてきた。町屋から聞こえてきた。ちょうど船鉾のあるあたり。船鉾の会所。
会所で囃子の練習をしていた。鉾町の人かが出入りしていた。
この先の、四条通りを渡ると放下鉾がある。
綾傘鉾
船鉾会所前を過ぎ、四条通りの手前の綾小路を曲がった。そこには綾傘鉾があるはずだ。
綾傘鉾はもう解体が進んでいた。引越会社のトラックが綾傘鉾の荷物を積み込んでいた。片付けも大詰め。
四条室町交差点 三方から囃子が聞こえた
再び、鶏鉾に戻り、室町通り上り、四条通りに出た。
この交差点は、函谷鉾、月鉾、鶏鉾から同じような距離。この交差点に着いた時、この3つは囃子を奏でていて、左右後から違う囃子の音が同時に聞こえててきた。
月鉾
その四条室町交差点の四条通りを渡り、月鉾を四条通りの反対に見ながら新町通りへ。
放下鉾
そこには放下鉾が、放下鉾は囃子の曲目が他鉾より多いと聞いたことがある。
↓船鉾の会所あたりから。
南観音山
この山は後祭巡行する山。
放下鉾をすぎると街の雰囲気が変わった感じがした。
道の両側に提灯が並ぶ。
↓写っている鉾は放下鉾
来年はきっと山鉾巡行はあるだろう。
来年の7月17日は日曜日そして、次の日月曜日は海の日。
来年は山鉾の巡行の見に行きたい。
つづく。