室町通り 京都迷散歩 四条河原町から四条烏丸まで (2) 歴史ある通り・誉勘商店・三井越後屋京本店記念庭園・誉田屋源兵衛 竹院の間・黒蔵・祇園祭の時山鉾が建つ山鉾町 【京都市中京区・下京区】 20250309

 

四条河原町から京都御苑を経て、

丸太町通りから室町通りを四条通りに向けて歩いた。

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室町通り

室町通りは、室町時代に戦乱の続く京都の町は、上京と下京に分かれて構(かまえ)を築き自衛していた。

 

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そして、上京と下京を繋ぐ唯一の道が「室町通り」だった。

この時は、上京の構えの南は上長者町通りあたり、下京の北は二条通りあたりで、それをそれぞれの南と北の端を繋ぐように室町通りが通っていたようだ。

室町通りは、実際はもっと長いが。

室町通りは京都の幹線のひとつ。

現在は、

北の起点は、北山大橋西詰の交差点から。

北大路イオンの西側を通り、途切れたり突き当り曲がったりしなが、花の御所の横を通りしつつ、南区の久世橋通りまでの長い通りだ。

「京都人の密やかな愉しみ」の舞台になった。

おそらく老舗などが多くある通りだと思う。

丸太町通り近くの室町通りは人通りが少なかった。

老舗「 誉勘 (こんかん) 商店」

少し行くと、大きな京町家があった。

老舗「 誉勘 (こんかん) 商店」

創業1751年の老舗「 誉勘 (こんかん) 商店」「金襴(きんらん)正絹織物製造卸商」

金襴(きんらん)とは

綾地または繻子地しゅすじに金糸で文様を織り出した織物。袈裟けさ・能装束・帯地・袋物・表装などに用いる。(コトバンクより)
日曜日なので前を通ったときは何店かわからなかった。

調べると、創業250年を超え300年も目の前という老舗中の老舗。

由緒ある会社だ。

素通りの人間の目も惹くものがあった。

何と読めばいいのか?崩し文字が読めない

ただ会社名に書かれている文字が読めない。

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見たことがあるようなひらがなだが、わからない。

写真からテキストをコピーして、Googleで検索しようとしたが、

「あんざや」と出てしまう。

写真検索しても、わからなかった。

「あんざや」でもいいのかもしれないが、意味不明。

 

「十の下に」と「」と「の横棒がない」と「

これでなんとよむのだろう。

「ん」と「や」はよめる。

「十の下にい」は見たことがある。

「古」という字だろうか?

ちょっと調べてみた。

「十の下に」は「古」の崩し文字で「こ」と読むようだ。

そしてもうひとつの

に横棒がない」は「多」の崩し文字で「た」と読むようだ。

「た」に濁点がついて「だ」。

続けると

こんだや」となる。

「誉」を「こん」と読んで

「誉勘」が「こんかん」

その社名版の社名の肩書きのように「こんだや」

昔の文字は読みにくく、色々とわからないことがある。

 

京都の路地入り口

京都を歩いていると時々見かける。

路地の入口の門に路地の先に住む人の名前が書かれた表札があった。

 

三井越後屋京本店記念庭園

さらに南に歩いた。

見えるのは「二条通り」

室町通りと二条通りの交差点の北西に

「三井越後屋京本店記念庭園」があった。

この庭園は非公開。

昭和58年ころまで、三越京都支店があったようだ。

敷地は950坪ほどあったようだ。その内68坪を三井不動産が買い取り庭園にした。

敷地は、下の写真に見えるマンションを含めた広さがったという記事があった。

白壁越しに、梅の木が顔を出していた。

少し花がついていた。

 

御池通りを渡り

御池通りを渡ったところの室町通り。

「役行者山(えんのぎょうじゃやま)」町の会所

この辺りからは、祇園祭の山鉾町になるのだろう。

渡ってすぐのところに、

「役行者山(えんのぎょうじゃやま)」町の会所があった。

 

今度は大きな「誉」の文字が

通りの上に大きく突き出した「誉」の旗が見えだした。

また「誉」の文字。

この時は、もう「誉勘商店」のことは忘れていた。

「誉」の文字とまた出会うとは。

誉田屋源兵衛 竹院の間・黒蔵 

西陣工芸帯地製造卸

「誉田」のよみかたも「こんだ」。

「誉」を「こん」とよんでいる。

この店も創業280年の老舗。

この建物は1919年に建てられたもののようだ。

大きなイベントなどでも使われいるようだ。

ここの「誉田」と「誉勘」とは繋がりがあるのだろうか?

PCのサイトを見たが、ホームページのくみ具合が似ている印象があった。

なんらかのの関係があるのかもあれない。

 

引き続き室町通りを南下

誉田屋源兵衛 竹院の間・黒蔵 は、三条通りと六角通りの間。

人通りが多くなってくる。

由緒ありそうな店も見受ける。

京都市立明倫小学校跡・京都芸術センター

前田珈琲のお店もあるようだ。

祇園祭の山鉾が多く建つエリア

この辺りになると、見慣れた風景。
もうすぐ四条通り。

菊水鉾

この辺りに、四条通りの少し手前あたろで、祇園祭で菊水鉾が建つあたり。

函谷鉾

再び四条通り、室町通りと四条通りの交差点から、四条烏丸交差点。

道路の北側に「函谷鉾」が建つ。

「鶏鉾」

四条通りを渡って。

祇園祭の頃、鶏鉾が建つあたり。

室町通りを綾小路通りで西に曲った。

室町通りはかつての主要な道だったからだろう。

歴史ある建物や店会社が多くあった。

 

「綾傘鉾」

綾小路通りを少し歩くと、大原神社がある。

祇園祭ではこの神社の前に綾傘鉾が建つ。

室町通りを丸太町通りから綾小路通りまで歩いた。

室町通りでも繁華なエリアだと思う、歴史のあるエリアだと思う。

 

上京・下京 桃山時代の京都の想定、上京・下京の構