夏至前後の頃は、昼が一年のうちで一番長い頃。
残念ながら、この時期は、日本は梅雨。
梅雨前線が日本列島の上を北に南に東に西にと縦横無尽に動き回る。
晴れの日は少ない。
しかし、たまに、梅雨のプレゼンというのか、異常にいい天気の日がある。
この日は夏至を2日前に迎えたばかりの梅雨の最中だった。この日が梅雨のプレゼントと言うか、異常にいい天気だった。気温は軒並み上がった。
夏の背広を纏い、くろしお1号で和歌山県新宮市に向かった。7時33分新大阪駅発車。
右に左に紀伊半島のギザギザ海岸線に沿って方向を変え、その度、揺れるくろしお1号。
その車窓から見える青い空と碧色の海。空の色が薄くなる水平線が海と空の境目だった。
紀伊田辺駅手前の岩代駅手前あたり、太平洋が目の当たりに見える。
このあたりで、太平洋が真っ正面に見えるあたり、車内ではこの景色も説明アナウンスが流れ、電車はスピードを落とす。
アカウミガメの産卵地でもあるようだ。
雲一つない青空。
とても気持ちがいい。
この日は写真も動画も撮るつもりはなかったが、天気がいいので、ついつい撮ってしまった。
車窓の風景をタイミングよく写真に収めることは難しいので、動画に収め、YouTubeにアップした。
くろしおからの車窓風景で、串本から新宮の間に見える海岸線は、浜があったり磯があったりで変化に富んでいる。
下の動画は串本から新宮の間の動画。
動画1【くろしお1号の車窓から-4】初夏編
動画2特急くろしお21号・くろしお36号 暮れなずむ紀伊田辺駅にて。夏至の二日後。