昨年に琵琶湖から蹴上までの琵琶湖疎水沿いを歩いた。その時、歩けるところはほぼ歩いた。途中体調不良で一旦離脱して山科駅まで戻った。そのあたりが、少し残っていた。
歩いたのは秋だった。木々は葉を落とし、寒々とした感じだった。
桜の咲く頃に、また行こうと思っていた。今年、桜の便りが聞こえるようになって、昨年歩かなかったところを歩いてみようと、桜が咲いたか咲いていないか、微妙な3月の最後の日曜日に山科の琵琶湖疎水まで行った。
JR山科駅の改札を出て、左手のロータリー真ん中にある桜がピンク色の綺麗ない花を咲かせていた。
桜を写真に収めて、京阪京津線沿いを大津方面(西)に歩いた。
ずっと歩いて、最初の踏切のところで渡らず、左手に曲がり、山の方にゆるい坂を上がった。
JR線の手前で桜が咲いているのを見かけた。そこそこ、咲いていた。
さらに登った。徐々に坂がきつくなてくる。
登りきったところでに橋がある。そこが琵琶湖疎水。
疎水桜並木
桜の頃とあって、橋のところに交通整理の警備員さんが二人いた。
花見に来た人がいた。
橋のたもとで右の方(上流)を見ると、今にも咲きそうな桜の木と、疎水沿いに黄色い花が今を盛りに咲いていた。咲いている桜もあった。
桜並木の続く方(琵琶湖の方)に歩いていった。
桜が満開の頃は、菜の花の黄色と桜の淡いピンクが絵になるだろうなと思う。
今4月10日ではもう桜も終わりかけかな。前の日曜日あたりが見頃だっただろうか?
疎水のトンネル出口まで行った。疎水はなんか薄く緑ががったように見える。藻が底についているのだろう。
疎水の底が平らだから、水は音もなく、底の上を滑るように流れっているようだった。
トンネルのあたりで折り返して、来た方を戻り、疎水沿いを京都の方に向いて歩いた。
この日は日差しもあって、寒くなかった。ちょうどお昼時、ベンチの座って弁当を広げている人がチラホラ、美味しそう食べていた。人が弁当を食べているのを見ると美味しそうと思ってしまう。
弁当や水筒など一切持っていないので、ひたすら歩く。
煉瓦造りアーチ橋
安祥寺川が疎水と交差するところに、疎水が安祥寺川の上を渡る煉瓦造のアーチ橋がある。
安祥寺川上流の方
安祥寺川下流の方
近くに案内看板があった。
展望公園
疎水は山科盆地の北を山に沿って少し高いところを通っているので、疎水の脇に植えられている木々の間から山科の街が見える。展望公園のあたりは、山がJR線の近くまで、せり出しきている。すぐ下をJR線が走っている。木々の間から山科駅が見えた。
山科盆地が一望できる。この視線の先は宇治だろう。
せり出した山稜は、すぐ北に向かうので、疎水も急カーブをきり北へと向かう。それもあってか、カーブの手前は疎水の幅が倍ほどになっている。
下の写真の黄色い線が疎水の流れの幅だった。
そして、天智天皇山科陵のあたりで、疎水と別れて、天智天皇山科陵へ降りていった。ここも前回行かなかった。
天智天皇山科陵
階段の手前も見晴らしがいい。
階段を降りた。
降りると昨年の台風で倒れた木々の片付けが、少し進んでいた。
琵琶湖第一疎水(旧山科運河) 2019年(平成31年)3月31火(日)