光悦寺 2019(31)0113

光悦寺

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江戸初期に徳川家康から本阿弥光悦に鷹ヶ峰のあたりの土地与えられた。光悦がこの地に法華経の寺院を建てたのが始まり。光悦寺は左大文字の北に位置している。左大文字の大文字山の峰続きの鷹ヶ峰の北にある。光悦は芸術家だった。家康とも縁深かったようだ。

光悦は

ここに一族縁者をはじめ 、種々の工芸に携わる職人を集め創造に適したユ ートピアを築いた 。

 家康と光悦の関係は。

家康と本阿弥家との関係は 、家康が竹千代と呼ばれていた時代まで遡る 。今川義元の招きで駿河へ出向いた光悦の父光二は 、今川邸で人質生活を送っていた竹千代と出会い 、竹千代の小刀を研ぎ 、話し相手となって親交を深めた 。その縁から 、光悦も家康と交流があり 、「左様(鷹ケ峰)の所をひろびろと取らせ候へ」と家康の上意があったのである。このとき光悦は五十八歳、家康は七十四歳であった。

さて、いったいどれほどの「広々」と拝領されたのかといえべ「東西二百間、南北七町の原なり」とあるので、坪数でいえば、約九万坪となる。とても想像できない広さであるが、参考までに記すると東京ドームで約一万五千坪、実にその六倍である。

鷹ケ峰とは

「用心あしき 、辻切追はぎをもする所もあるべし 」 ( 『本阿弥行状記 』 )といった荒野であった

(上記引用は「ヤマケイ文庫 時代別京都を歩く」より)

時代別京都を歩く 歴史を彩った24人の群像 (ヤマケイ文庫)

時代別京都を歩く 歴史を彩った24人の群像 (ヤマケイ文庫)

 

初めて行った。京都市の中心からはそこそこ離れているため、なかなか足が向かなかった。

お正月明けの成人式前の日曜日。訪れる人も少なかった。お寺ではあるが、庭がメインだ。光悦や親族などのお墓もある。庭園内には庵が点在し、それぞれが、趣向凝らした感がある。庭園の奥のにある本阿弥庵の前に立つと、目の前に鷹ヶ峰、右手には鷲ヶ峰が間近に見える。鷹ヶ峰の左に目を向けると遠くに東山が見えた。霞はかかったように見える。

↓本阿弥庵前 向かって右から鷲ヶ峰、鷹ヶ峰 、鷹ヶ峰の左横に東山が遠くに見える。

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↓東山方面を拡大。東山三十六峰に霞がかかって。

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庭園内は、誰もいないようだ。一人プラプラと歩き回った。なんだか、この庭園を独り占めしているような気分になった。

この日は日当たりが良かった。日当たりの良い南向きの休憩所があった。

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それ以外にも、座って休憩出来るような木製の縁台もあった。

本阿弥庵にも縁側があった。暖かそうなので、そこに座って、鷹ヶ峰目の前に日向ぼっこした。なんかポカポカしてきた。ずっと座っていたいような気分になった。残念な性格で、セッカチなんだろうか?ポカポカしながら、ジッとしておられず、立ち上がり、また、歩いてプラプラし出した。本当にもっとゆっくりすればいいのにと思うが、足が出口に向かって行った。

いいところだった。

庭の所々に気を配っていると思った。

庭園に行っていつもガッカリするのは、今風の柵やポリの管や青や緑のホースなどが、庭園の植栽の隙間から顔を出しているところ。ここは、それを見せないように、竹や昔に使っただろうと思う材料を使っていた。細かいところに気を使っているのだろうか。拝観者にいい印象を与えているように思う。

拝観者があまり多くないからできるのかもしれない。

 

写真

光悦寺で撮った写真

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光悦寺垣
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交通

光悦寺に行こうと、阪急電鉄京都線「大宮」駅で降りた。

バスは。八番のりばの6系統バスに乗った。30分に一本運行だった。

どこでもそうなのか?バスのりばわかりにくい。

大宮駅前からバスに乗るのは2回目。前も迷ってしまった。

光悦寺に行くバスは、駅上がったところすぐにあった。しかし、Googleマップを見ると、駅前の交差点のとい面にあるような表示だった。信号を二回渡って、トイ面に行ってみた。しかし、わからない。宝くじ売り場の人に聞いてみると、先ほど、駅から上がってきたところの近くあることがわかった。

京都バス便が多く便利そうだが、たくさんバスの路線があるところでは、乗る場所がわかりにくい。京都のバスのバス停は、交差点を中心に東西南北に分散しているところがある。気をつけいないと乗れない。