坐摩神社(いかすりじんじゃ) 上方落語発祥の地 そして紫陽花

坐摩神社と書いて「いかすりじんじゃ」と読む。どう読めばこうなるのかわからない。地元では漢字の読み方通りよんで、「ざまさん」とも呼んでいるようだ。

鳥居は大きい鳥居の横に小さい鳥居が両脇にあるちょっと変わった鳥居だ。
「三ツ鳥居」というようだ。

大阪市の目抜き通りの御堂筋の本町あたりはビジネス街で大手の企業が集まる。

そして少し南に行けば、繁華街の「心斎橋」と「なんば」がある。

賑やかなところだが、神社が意外と多い。

御堂筋沿に、中央大通りの北と南には「北御堂」「南御堂」があり、「南御堂」の少し南には「難波神社」がある。他にもある。

坐摩神社は御堂筋沿いにはないが、御堂筋の西、四ツ橋本町方面に歩いて、阪神高速沿いにある。

境内は人影は少ないが、お参りに来る人は、ポツポツと途切れることがない。

境内には、アジサイのと思われる鉢が沢山ならんでいた。

もう咲いているアジサイもあった。本堂の前にも鉢が整列していた。アジサイであれば、咲くころには、境内が紫陽花でいっぱいになり、綺麗だろう。

また、ここは、上方落語発祥の地でもあったようだ。今の桂文枝さんが桂三枝さんのころ、ここに石碑を収寄贈していた。

初代桂文治が、寛永年間この神社の境内内に大阪ではじめて落語の寄席を立てたようだ。今は、天満の天神さんの近くにある「繁盛亭」がそれ引き継ぐ形になっているようだ。

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繁昌亭(H40721撮影)

 

 

坐摩神社は

大阪市中心部の船場にある古い神社で、同地の守護神的存在である。南御堂の西隣に位置し、境内は東向きで、入口では大小3つの鳥居が横に組み合わさった珍しい「三ツ鳥居」が迎える。 住居守護の神、旅行安全の神、安産の神として信仰されている。最終の神階は従四位下勲八等。

 祭神は以下の5柱で、「坐摩神」と総称している。
・生井神 (いくゐのかみ) - 井水の神(生命力のある井戸水の神)
・福井神 (さくゐのかみ) - 井水の神(幸福と繁栄の井戸水の神)
・ 綱長井神 (つながゐのかみ) - 井水の神(「釣瓶を吊す綱の長く」ともいわれ、深く清らかな井戸水の神)
・波比祇神 (はひきのかみ) - 竃神(屋敷神。庭の神)
・阿須波神 (はすはのかみ) - 竃神(足場・足下の神。足の神であり旅の神)

(ウィキペディア「坐摩神社」より)

 

「いかすり」は「居処領(いかしり)」または「居所知」の転と見られ、総じて宮所守護の神々とされる 。生井神・福井神・綱長井神は井戸の神々であるが、井泉をもって宮殿の象徴とする様は『万葉集』の「藤原宮御井

歌」にも見える(ウィキペディア「坐摩神」より)