新熊野神社(いまくまのじんじゃ) 樟大権現 京都熊野古道 300504

新熊野(いまくまの)神社

京都にはなぜか熊野神社がある。

町名に「熊野」がつく地名が京都にある。

東山区のJR線の近くに「今熊野・・」という町名がある。
このあたりには、「新熊野(いまくまの)神社」や「今熊野観音」などがある。

新熊野神社

京の三熊野

京都には「新熊野(いまくまの)神社」以外に、

左京区の「東山丸太町」の交差点の北西には、「京都熊野神社」がある。

北向きに流れる疎水沿いにある哲学の道と冷泉通りが交差するあたりに「熊野若王子(にゃくおうじ)神社」がある。この三つを「京都三熊野」と呼んでる。

ちなみに本家の三熊野は、「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」

 

   

 

新熊野神社 大楠(樟大権現)

「新熊野(いまくまの)神社」には樹齢900年の樟がある。後白河法王が手植えしたと伝えられている。
今でも成長しているようだ。楠といえば、三条通りの少し南に、青蓮院門跡の楠が有名だ。こちらは、樹齢800年とも言われている。

下の写真を見てもらったらわかるように、人がとても小さく見える。
「健康長寿」「病魔退散」とくに「お腹の神様」とされているようだ。

「樟大権現」と説明文にあった。

京の熊野古道

ここ(京都)にも熊野古道がある。

京都の熊野古道

展示物と説明文が並んでいた。

熊野三山(熊野那智大社、熊野本宮大社、熊野速玉大社)のご神体を表した模型が展示されていた。
左から熊野那智大社:那智の滝・ご神体「滝」、旧熊野本宮大社:大齋ケ原・ご神体「川」、熊野速玉大社:神倉山ことびき岩・ご神体「岩」。

熊野三山(熊野那智大社、熊野本宮大社、熊野速玉大社)のご神体

花の窟(はなのいわと)

三重県の熊野市有馬にあり、日本書紀にはイザナミの命の埋葬地と記されている。現在は切り立った大岸壁の前に鳥居がたっているにすぎないが、熊野信仰の原点といえる場所である。

京都の熊野古道 花窟(はなのいわと)

昔は広かった新熊野神社

下の写真の上は熊野本宮大社、下はかつての新熊野神社、中には、今の新熊野神社の敷地の範囲も描かれている。

 熊野本宮大社は今は熊野川よりかなり高いところにあって、川とは関係ないように思える。しかし、かつては、三本の川の中州にあたる聖地、大斎原(おおゆのはら)に社殿が建てられていた。明治22年の大洪水で被害を受け、明治24年に現在のところに移転した。

熊野速玉大社は新宮市の街の中の熊野川の近くの平地にある。他の大社に比べて特徴がない感じだ。しかし、かつては神倉山の上にあった。今でもその場所に神倉神社がある。神倉神社が速玉の本宮(もとみや)で、新しく移ったので「新宮」となったようだ。速玉神社のある和歌山県新宮市の名前のいわれのようだ。この話を聞いて、なぜ、紀伊半島の南の端のちょっと東に「新宮」という名前の町があるのか疑問だった。

説明が展示物と一緒にあって、熊野や熊野にかかわる神についての理解を深めることができた。 

 

   

 

今熊野橋

東大路を「新熊野大社」を出て、七條に向かって歩いていると、「今熊野橋」という橋がある。この橋の下は川が流れているのではなく、鉄道(JR)が走っている。





 

photo.talk-turkey.com

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